4年に一度のアジア最大の国際総合競技大会「第18回アジア競技大会」がインドネシア・ジャカルタで8月18日から9月2日まで開催され、阿部哲朗さん(スポーツ科学科2年)がカバディ競技の日本代表選手として出場した。
カバディはインドで発祥した南アジアで主に行われるコンタクト型チームスポーツで、インドでは国技とされている。最も大きな特徴として、競技中に、攻撃者は「カバディ、カバディ、カバディ……」と発声し続けなければならないというルールがある。
試合は、各チーム7選手がコートに入り、攻守を交代しながら争う。攻撃チームは「レイダー」と呼ばれる攻撃選手が敵陣に入り、相手選手の体に触れて捕まらずに自陣に戻れば、触れた人数分が得点となる。レイダーは息継ぎをせずに途切れることなく「カバディ、カバディ」と連呼しなければならない。守備チームは逆にレイダーを捕らえれば得点となる。
本大会のカバディ競技は大会前半の8月19日から24日まで行われた。予選はA、Bの2リーグ総当たり戦で行われ、各リーグ2位までが準決勝に進出する。阿部さんはディフェンスの要として、全試合レギュラーとして活躍、最終戦では強豪国であるパキスタンと日本のカバディ史に残る接戦を演じたが惜敗し、Bリーグ2勝3敗の4位で準決勝進出はならなかった。
阿部哲朗さんの話
予選リーグを突破してメダル獲得を目標としていた。最終戦のパキスタンに勝てば得失点差で準決勝進出もあっただけに残念だったが、強豪のパキスタンと競ることができたのは、今後に向けて大収穫だった。知名度が高くないので、それだけにメダルを持ち帰りたかった。夢は金メダル。4年後の中国、その4年後は名古屋でアジア大会が行われるので、また次に向けて頑張る。
自分をここまでしてくれたのも大東文化大学だと思っているので、感謝しています。ありがとうございました。
カバディ日本代表男子競技結果
一次リーグB組予選
8/19 ●19-55 対 イラン
8/20 ○30-20 対 マレーシア
8/20 ●34-26 対 インドネシア
8/21 ○31-28 対 ネパール
8/22 ●25-14 対 パキスタン
2勝3敗、勝点4 一次リーグB組4位で敗退。
最終結果
【金メダル】イラン
【銀メダル】韓国
【銅メダル】インド・パキスタン