Extention Lecture

公開講座

2025年度 秋の公開講座

「アジアの民族と文化

期間
2025年11月13日(木)、11月20日(木)、11月27日(木)
時間
13:00~15:00
場所
大東文化大学大東文化会館
会場
3階K-302研修室
交通
東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
受講料
無料
定員
30名(先着順)
受付期間
10月14日(火)~10月24日(金)
定員になり次第締め切りといたします。
上記期間以前の受付はいたしません。
受付が完了しましたら、メールにてご連絡を差し上げます。
お申し込み日から3日以内に受付完了のメールが届かない場合は、お手数ですが、メールもしくはお電話にてご連絡をお願いします。
申込方法
インターネットメールのみにて受付
※以下の項目を明示の上、お申込ください。
 1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
 2.郵便番号
 3.住所
 4.電話番号
 5.氏名(フリガナ)
 6.年齢
申込先
E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
注意事項
・受付は先着順とさせていただきます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
・駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。
問合せ先
大東文化大学東洋研究所
 TEL: 03-5399-7351 FAX:03-5399-8756 Email:tokenji@ic.daito.ac.jp

第1回 2025年11月13日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所 専任研究員 鈴木 隆
テーマ
中国・習近平政権の特徴と今後の展望

 今年度(2025年度)の秋の公開講座は、中国・習近平政権の政治、社会、外交を、計3回のシリーズで解説していきます。
 初回のこの講座では、2012年に成立し現在までに3期目に入っている習近平政権について、最高指導者のリーダーシップに焦点を当てながら、習氏の政権運営の特徴や将来シナリオを概観します。これにより、第2回目(社会)と第3回目(外交、日中関係)の講座テーマの理解の見取り図を得ることを目指します。

第2回 2025年11月20日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所 兼任研究員 法政大学名誉教授 菱田 雅晴
テーマ
データで見る中国社会―“老百姓”のフツーの暮らし

 今や、日々のニュース報道に中国が登場しないことはありません。ただ、それも政治、経済の分野が中心です。
 果たして、“老百姓”=フツーの中国のひとびとはなにを考え、なにを求めて、どのような暮らしをしているのでしょう。
 シリーズ2回目の本講義では、現代中国社会に拡がる格差とそれに対するひとびとの不安と、それにも関わらずなお懸命に生きようとする中国の“老百姓”の生き方をスケッチします。中国との今後のつき合い方を考える際の参考となれば幸いです。

第3回 2025年11月27日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所 兼任研究員 諏訪 一幸
テーマ
習近平政権下の日中関係―現状(戦後80年)と展望

 新型コロナのパンデミック以降悪化した日中関係は今に至ってもなかなか改善しません。その理由は様々考えられますが、習近平というストロングマンが展開する内政と外交政策によるところが大きいように思えます。
 シリーズ3回目のこの講義では、2012年から続き、これからも当面は続くであろう習近平政権の内外政策の特徴を明らかにしたうえで、日中関係の現状と今後の(関係改善のための)あり方について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

2025年度 夏休み公開講座

終了いたしました。

中国古典小説の世界

 物語の宝庫である中国の古典小説、とりわけ文言小説には、神仙・妖怪等を記した志怪小説や、実在の人物の逸話である志人小説などがあり、その数は数え切れないほどです。これらは日本でもよく読まれ、怪談『牡丹灯籠』や、芥川龍之介『杜子春』、中島敦『山月記』など、中国の小説を元ネタにした日本文学作品も少なくありません。以上について、高校生・大学生以上の年齢層を対象に、大東文化大学東洋研究所の研究員が具体的に解説します。

期間
2025年7月19日(土)、7月26日(土)、8月2日(土)
時間
10:30~12:00
場所
大東文化大学 東京板橋キャンパス ※例年と異なりますのでご注意ください。
会場
受付が完了しましたら、会場と交通アクセスの詳細を含め、メールにてご連絡を差し上げます。
交通
東武東上線『東武練馬駅』下車 大東文化会館から無料スクールバスで約7分、または国際興業バス「浮間船渡駅」行「高島六の橋」下車ほか
受講料
無料
定員
30名(先着順)
受付期間
6月23日(月)~7月4日(金)
定員になり次第締め切りといたします。
上記期間以前の受付はいたしません。
受付が完了しましたら、会場と交通アクセスの詳細を含め、メールにてご連絡を差し上げます。
お申し込み日から3日以内に受付完了のメールが届かない場合は、お手数ですが、メールもしくはお電話にてご連絡をお願いします。
申込方法
インターネットメールのみにて受付
※以下の項目を明示の上、お申込ください。
 1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
 2.郵便番号
 3.住所
 4.電話番号
 5.氏名(フリガナ)
 6.年齢
申込先
E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
注意事項
・受付は先着順とさせていただきます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
・駐車・駐輪はできません。お車、バイクでのご来場はご遠慮ください。(自転車専用の駐輪場はあります)
問合せ先
大東文化大学東洋研究所
 TEL: 03-5399-7351 FAX:03-5399-8756 Email:tokenji@ic.daito.ac.jp

第1回 2025年7月19日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所 兼担研究員 小塚 由博
テーマ
中国古典小説の世界への招待

 六朝時代の『捜神記』や北宋時代の『太平広記』、明代の『剪灯新話』、清代の『聊斎志異』など、中国において古来よりたくさんの「小説」(文言小説)が制作され、今に伝わっています。「小説」とは、古くは「取るに足らないつまらない話」(『荘子』外物篇)という意味で、それが数千年の時を超え、現在の「小説」(ストーリー性のある話)にどのように繋がっていくのか、今回は中国の古典小説の面白さや魅力について、具体的な例を挙げながら、総論的な観点からお話しします。

第2回 2025年7月26日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所 兼任研究員 荒井 礼
テーマ
中国古典小説の展開

 中国の文言(書き言葉)小説には、怪事を事実として記した「志怪小説」と、フィクションを加え、起承転結が意識して書かれた「伝奇小説」があります。前者は六朝に盛んになり、以後も継続して著されます。後者は唐宋に盛んになり、以降は「桃花扇伝奇」のような白話(口語)文学として発展します。今回は六朝の『捜神記』、清代の『聊斎志異』・『閲微草堂筆記』など、同じ志怪でも、時代や作者によって、表現がどう変わっていくのかを見てみましょう。

第3回 2025年8月2日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所 兼任研究員 今井 秀和
テーマ
怪談「牡丹燈籠」の来歴―中国古典の翻案と江戸の文芸―

 江戸期に出版された小説には、中国古典を典拠(元ネタ)とした上で、話の舞台となる場所や時代、キャラクター設定などに変更を加えたものが多くあり、こうした方法を「翻案」といいます。たとえば明代の瞿佑『剪灯新話』に載る怪談「牡丹燈記」は、浅井了意『伽婢子』所収「牡丹燈籠」などに翻案され、その後の日本の文芸作品に強い影響を与えました。『剪灯新話』から『伽婢子』への影響を軸に、翻案という技法が持つ魅力について考えてみましょう。