公開講座/Extention Lecture
2019年度公開講座
2019年度 秋の公開講座
アジアの民族と文化
- 期間
- 2019年11月 7日(木)、11月14日(木)、11月21日(木)
- 時間
- 13:00~15:00
- 場所
- 大東文化会館
- 会場
- 3階 K-302研修室
- 交通
- 東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
- 受講料
- 無料
- 定員
- 50名(先着順)
- 受付期間
- 10月10日(木)~31日(木)(必着)
なお、定員になり次第締め切りといたします。 - 申込方法
- 以下の項目を明示の上、メールにてお申込ください。
1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
2.郵便番号
3.住所
4.電話番号
5.氏名(フリガナ)
6.性別
7.年齢 - 申込先
- E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
- その他
- メールでのお申込みが無理な場合は、はがき、FAXにて申込方法の項目をご記入の上、お申込みください。
〒175-0083
東京都板橋区徳丸2-19-10
大東文化大学 東洋研究所
「秋の公開講座係」行
FAX: 03-5399-8756 - 注意事項
- 受付は先着順とさせて頂きます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。 - 問合せ先
- 大東文化大学東洋研究所
TEL: 03-5399-7351
第1回 2019年11月 7日(木) 13:00~15:00
- 講師
- 東洋研究所兼担研究員
大東文化大学外国語学部英語学科特任講師 齋藤俊輔 - テーマ
- ポルトガルのアジア進出と植民地社会の形成
-インディア領の多民族性をめぐって-
16世紀ポルトガルは海上ルートを通じてアジアに進出しました。ポルトガルがアジアに進出したのは、交易の利益やキリスト教の布教だけでなく、植民地を形成し、広げることも目的でした。ポルトガルは16世紀のはじめに「インディア領」と呼ばれる植民地を形成します。本講座では、このインディア領の社会について具体的に紹介していきます。そして、紹介を通じて、ポルトガルがアジアのさまざまな民族からなる社会を形成していたことを明らかにしたいと考えています。
第2回 2019年11月14日(木) 13:00~15:00
- 講師
- 東洋研究所兼担研究員
大東文化大学国際関係学部国際関係学科教授 滝口明子 - テーマ
- お茶を愉しむ
〜絵画でたどるヨーロッパ茶文化〜
茶は「アジア発の世界飲料」と呼ばれます。中国や日本でも古くから親しまれ、生活に欠かせない飲み物となってきました。17世紀にヨーロッパへ伝わった「アジアの葉」は、どのように受け入れられ、定着していったのでしょうか。
本講座では絵画と茶道具を手がかりにしつつ、植民地主義の時代の西欧、特にイギリスにおいて茶が日常生活の必需品となり、アフタヌーン・ティーなどの習慣が生まれる過程を辿ります。茶をとおして東西文化交流史研究の意義と面白さについても考えてみたいと思います。
第3回 2019年11月21日(木) 13:00~15:00
- 講師
- 東洋研究所専任研究員
大東文化大学東洋研究所教授 山田 準 - テーマ
- コーヒー文化とオランダ
〜オランダ東インド会社のコーヒー文化への貢献〜
日本文化には、カフェ文化があり、近年多くのコーヒーショップができて、すっかりコーヒー文化が根付いている。このコーヒー文化の発展の歴史には、オランダ東インド会社の植民地政策と深い関係があります。本講座においては、コーヒー文化の発展とオランダ東インド会社との関係について、ヨーロッパへの伝播や日本への伝来について、多文化共生の観点に立って、植民地主義についての再考の一端を考察してみます。
2019年度 夏の公開講座
『類書への招待 ―中国の古典的百科事典』
≪東洋研究所では2023年に迎える100周年に際しての原典資料の整理・訳注刊行物促進事業の一環として、各共同研究部会による特集的公開講座を開催します。本年度の講座では、第2班(課題:日中文学の比較文学的研究-『藝文類聚』を中心にして-)の研究員が、中国類書に関してお話します。≫
- 期間
- 2019年7月20日~8月3日
- 時間
- 10:30~12:00
- 場所
- 大東文化会館
- 会場
- 3階 K-302研修室
- 交通
- 東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
- 受講料
- 無料
- 定員
- 30名(先着順)
- 申し込み
- 受付期間 6月17日(月)から7月18日(木)まで
(インターネットメールのみにて受付)メールに受講希望回・氏名・年齢を明記のうえ、下記のメールアドレスまでご送信下さい。(受講希望回数は複数の申し込みが可能です)
※E-mail :tokenji@ic.daito.ac.jp - 注意事項
- 受け付けは先着順とさせて頂きます。定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。
(問い合わせ先:大東文化大学東洋研究所)
第1回 2019年7月20日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所兼担研究員・本班主任
大東文化大学文学部中国文学科教授 中林史朗 - テーマ
- 類書と『藝文類聚』
中国の類書の内容、歴代の代表的類書の紹介、及び日本で作られた類書等に就いて、簡単な概略を述べた後、現存最古の完本類書である『藝文類聚』に就いて、詳しく述べます。本講座では、『藝文類聚』の成立、内容、構成、編集者等々を取り上げ、最後に、東洋研究所で何故『藝文類聚』の読解が行われて来たか、愚見を述べたいと思います。
第2回 2019年7月27日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所兼担研究員
大東文化大学文学部中国文学科准教授 小塚由博 - テーマ
- 宋代以降の類書とその周辺
中国の類書、とりわけ宋代から清代に至るまでの書物を取り上げます。宋代には『太平広記』『太平御覧』『冊府元亀』、明代には『永楽大典』、清代には『佩文韻府』『古今図書集成』等の大部の類書が国家プロジェクトとして編纂されました。その一方、様々な用途に応じて分野(科挙・書簡・文学・氏姓・故事・啓蒙など)ごとに特化した類書も多数編纂されました。更に商人等の民間レベルでも日常の様々な知識を集めたいわゆる「日用類書」が編纂されます。本講座ではこれら類書の特徴について見ていきたいと思います。
第3回 2019年8月3日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所兼任研究員
大東文化大学名誉教授 小林敏男
東洋研究所兼担研究員
大東文化大学文学部歴史文化学科教授 宮瀧交二 - テーマ
- 日本史研究と『藝文類聚』
日本の古典に『藝文類聚』が活用されていることは良く知られている。特に『日本書紀』の詔勅文などに『藝文類聚』が利用され、それによって詔勅の文章が潤色されていることは、小嶋憲之の『上代日本文学と中国文学 上』(昭和37年)に詳しい。また、森鷗外の『元号考』では、元号(年号)の勘文によく『藝文類聚』が引用され、元号の候補が提示されていることも興味深い。ところで、近年では少しずつ研究も進み『日本書紀』における『藝文類聚』の利用に関して異論も出始めている。今回の講座では、こうした日本史研究と『藝文類聚』との関わりについて御紹介したい。