Extention Lecture

2022年度公開講座

2022年度 秋の公開講座

受講生募集は終了いたしました

 

期間
2022年11月10日(木)、11月17日(木)、11月24日(木)
時間
13:00~15:00
場所
大東文化会館
会場
3階 K-302研修室
交通
東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
受講料
無料
定員
15名(先着順)
受付期間
10月17日(月)~10月21日(金)
なお、定員になり次第締め切りといたします。
申込方法
インターネットメールのみにて受付
※以下の項目を明示の上、お申込ください。
 1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
 2.郵便番号
 3.住所
 4.電話番号
 5.氏名(フリガナ)
 6.性別
 7.年齢
申込先
E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
注意事項
受付は先着順とさせていただきます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。
問合せ先
大東文化大学東洋研究所
 TEL: 03-5399-7351

第1回 2022年11月10日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所専任研究員
大東文化大学東洋研究所教授 小林 春樹
テーマ
『中国の歴史学と歴史書の特色 ─『史記』と『漢書』を中心に─』

中国には神話時代から20世紀の清王朝に至るまで歴代王朝の歴史書(「正史」)が存在しており、正史の先駆けとなったのは『史記』と『漢書』[前漢王朝(前202~後8)の歴史書]であると考えれらています。本講座ではとくに『漢書』と、そこに示された正史の特色を中心として、中国の歴史学と歴史書とは如何なるものであるかをお話ししたいと思います。

第2回 2022年11月17日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所兼担研究員
大東文化大学国際関係学部国際文化学科教授 田辺 清
テーマ
『レオナルド・ダ・ヴィンチと古典古代─東方・東洋との関連について─』

「万能の人」と呼ばれているイタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の116冊以上に及ぶ「蔵書リスト」(『マドリッド手稿』Ⅱ他)からはプリニウスの『博物誌』を始めとする古典古代の書物が散見され、美術家のみならず哲学者・科学者としての実像が垣間見える。近年の研究に拠れば古代ローマの詩人・哲学者ルクレーティウスの自然観が《岩窟の聖母》等のレオナルドの絵画作品にも反映されているという。
 講師は予てからレオナルド絵画の東方・東洋的な描写について考察しており本講義ではレオナルドの蔵書から、その絵画や素描の制作背景を検討していきたい。

 

第3回 2022年11月24日(木) 13:00~15:00

講師
東洋研究所専任研究員
大東文化大学東洋研究所教授 岡﨑 邦彦
テーマ
『中国とロシア(ソ連)―プーチンさん、あなたは憎む相手を間違えているのではないですか?』

現在、中国とロシアの盟友関係は軍事、経済を中心に強固になりつつあり、プーチン大統領は習近平主席にさまざまな支援を求めている。それとは反対に、アメリカ、ヨーロッパの北大西洋条約機構(NATO)を大敵のように言っている。なぜなら旧ソ連を崩壊させた要因を欧米西側諸国の陰謀としているからだ。しかし、旧ソ連崩壊の起因は1950年代~60年代の中ソ対立から、中ソ国境紛争にあったのではないか。現代史の視点から中ロ関係の実相に迫りたい。

2022年度 夏休み公開講座

受講生募集は終了いたしました

 

沙漠の人間像を求めて-大野盛雄の中東研究50年-

《東洋研究所では2023年に迎える100周年に際しての原典資料の整理・訳注刊行物促進事業の一環として、各共同研究部会による特集的公開講座を開催します。本年度の講座では第6班(課題:西アジア地域における社会と文化の伝統・交流・変容-イラン・アラブ・トルコ文化圏の越境-)の研究員が、イラン、アフガニスタンを中心とした中東事情についてお話しします。》

期間
2022年7月16日(土)、7月23日(土)、7月30日(土)
時間
10:30~12:00
場所
大東文化会館
会場
3階 K-302研修室
交通
東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
受講料
無料
定員
15名(先着順)
受付期間
7月4日(月)~7月8日(金)
なお、定員になり次第締め切りといたします。
申込方法
インターネットメールのみにて受付
※以下の項目を明示の上、お申込ください。
 1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
 2.郵便番号
 3.住所
 4.電話番号
 5.氏名(フリガナ)
 6.性別
 7.年齢
申込先
E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
注意事項
受付は先着順とさせていただきます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。
問合せ先
大東文化大学東洋研究所
 TEL: 03-5399-7351

第1回 2022年7月16日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所兼任研究員
大東文化大学名誉教授 原隆一
テーマ
『大野盛雄フィールドワークの軌跡』-写真記録から読み説く

大野先生は経済地理学、文化人類学的視点からイラン、アフガニスタン、それにトルコなど中東地域の農 村調査によって人びとの自然、歴史、文化などを解き明かそうとしてきた学者です。

現在、東洋研究所 から『大野盛雄フィールドワークの軌跡』(全5巻)を刊行中で、4巻まで出版済みです。今回は この刊行本シリーズの中から名場面を選び写真を使って、その背景を解説します。

第2回 2022年7月23日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所兼任研究員 南里浩子
テーマ
私と大野先生、50年前のイラン農村調査の思い出

私が故大野盛雄先生に会ったのは、1971年。もう50年も前のことです。文化人類学を学ぶ大学院 1年生の時でした。翌年1972年のイラン農村調査のメンバーとして選んでいただき、ペルシア語も 調査方法も1から教えていただきました。その後ずっとイランという国、イランの人びとに関わる 人生を送ってきました。今回大野先生の研究の軌跡を追うシリーズ本の第4巻目までを執筆し、先生の研究内容や方法を 振り返り、また私自身のイラン農村研究やイランの人びととの関わりを思い出しました。大野先生のこと、イランのこと、出会った人々のことなどの記憶が、走馬燈のように頭を駆け巡りました。そんな思い出の一端をお話ししてみたいと思います。

第3回 2022年7月30日(土) 10:30~12:00

講師
東洋研究所兼任研究員
福岡大学准教授 林裕
テーマ
日本人のアフガニスタン調査から50年、変わりゆく今

本講義は、アフガニスタンと日本とのかかわりを1930年代から現代に続くまでを俯瞰しつつ、現在のアフガニスタン情勢までを扱う。第2次世界大戦以前から、日本はアフガニスタンとの関係を結んできた。そこには、現地で農業指導に当たってきた日本人農業技官、詳細な現地調査を行った 日本人研究者である大野盛雄氏等がいた。それら先人達の歩みに導かれて、現代のアフガニスタン研究がある。特に2021年8月15日のカブール陥落は、現代アフガニスタンが抱える困難を端的に示した事象であり、本講義では、その意味も問うて行きたい。