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【100周年記念事業】第2回「大東経営者の会」行われる

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2回目の開催となる100周年記念事業「大東経営者の会」が11月18日、板橋校舎多目的ホールにて行われ、37名の同窓経営者が参加した。

会の冒頭で、学園を代表して中込秀樹理事長から挨拶があり、参加の同窓経営者・関係者への感謝の言葉と今後の発展について期待の言葉があった。

 

報告会・グループワーク「大東文化大学キャリアセンター報告~採用動向と若者気質~」細田咲江キャリアセンター所長(国際関係学科教授)

第2回大東経営者の会では、細田咲江キャリアセンター所長(国際関係学科教授)より、「大東文化大学キャリアセンター報告~採用動向と若者気質~」と題して、近年の採用動向や本学での就活支援に関する取り組みについて報告が行われた。

 

細田所長は、1983年流通企業に就職し、人事部で採用担当などを経験後、1994年同僚だった上田晶美氏とともに就職のアドバイスをする、ハナマルキャリアコンサルタントを設立し共同代表を務めた。現在は、本学の国際関係学科で教授であり、「キャリアデザイン」などの講義を担当。所長を務めるキャリアセンターで行った全学プロジェクト「インターンシッププロジェクト」が、第5回「学生が選ぶインターンシップアワード」で文部科学大臣賞を受賞している。

 

細田所長は、大卒求人倍率や採用充足率の推移などのデータを使用して、「採用活動について、半数の企業が前年より厳しいと回答した理由に、新型コロナウイルスの影響で募集を停止していた航空業界やホテル業界が活動を再開したことが挙げられる」など、近年の採用動向について報告をした。内定者の質を担保するため、採用者数を満たせない企業が多いことも特徴であると述べた。

 

コロナ禍で近年、急速に導入された「採用におけるWEB活用」についての報告では、「企業では選考初期にWEBを活用する傾向があるが、最終選考では、対面による選考を重視している。採用におけるWEB化の効用として、「移動時間や費用が削減できる」「多様な学生からの応募が見込める」一方で「自社の魅力の伝達がうまくいかない」「ノウハウや社内環境が整備されていない」などの課題が残っていることについて、それぞれ指摘した。

 

「本学の就職率は中堅の他大学と比較しても遜色ない実績を誇っている。その理由として、キャリアセンターで行っている様々な就職支援が大きい」と本学で実施している「ダブルスクール」や「キャリアデザイン」などの就職支援を例に挙げて話した。

 

「日本の若者気質は海外の若者と比較して『自分自身に満足している』『長所がある』とはっきり言える人が少ない。そう回答した場合、自分の考えをはっきり伝えたり、意欲的に物事に取り組む割合も少なくなる傾向にある。学生には、『一人で映画に行ってみる』『いつも一緒にいるメンバーでない人とごはんを食べてみる』など変化を経験し、小さな成功体験を積み重ねていくことを促している」と若者の気質に対して自身の経験を含めて話した。

 

グループワーク

グループワークでは、「採用、社員の定着に関する課題」「アルバイト雇用に関する課題」について同窓経営者同士で情報交換が活発に行われた。「外国人や高齢者を雇用し、人手不足を解消しようとしている」「リモートワークに関する課題」などそれぞれの企業で抱えている問題の共有が行われた。

 

名刺交換会

名刺交換会では、本学役員と同窓経営者の交流をはじめ、席を自由に移動しながら活発に挨拶が交わされた。

 

内藤二郎学長より「スポーツにおいて学生が活躍し、本学を盛り上げている。また、100周年に向けて様々なプロジェクトが進行中である。ぜひこれからも注目してほしい」と挨拶があり、会を締めくくった。

 

※新型コロナウイルス感染予防対策を十分に行った上、撮影を行いました。