Department

看護学科

学科の特徴

地域で暮らす人々の健康と療養を支えるために。
社会人基礎力を備えた新時代の看護師・保健師を育成する

社会の動きを見つめながら新たな看護師・保健師像を追求

少子高齢化社会が進み、医師や看護師不足が深刻化する昨今。政府では、団塊世代が後期高齢(75 歳)を迎える「2025 年問題」を見据えながら、社会保障制度改革を行うとともに、療養環境も「病院・施設」から「地域・在宅」へと移行する動きを見せるなど、医療福祉分野は大きな変革の時期を迎えています。本学科は、こうした社会の動きの中で、地域に暮らす人々の健康と療養を支える“ 新時代の看護職” を育成するために2018年度に開設されました。2022年度より保健師教育課程(選択制)もスタートしました。

「地域包括ケアシステム」に対応できる看護師の育成

これからの看護師にとって、最も重要なスキルは、「地域包括ケアシステム」への対応力。住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを生涯継続できるよう「住まい・医療・介護・保健(予防)・生活支援」が一体的 に提供される同システムの中で、主体性を持って活躍できる看護師を育成するために、実習プログラムを多く採り入れたカリキュラムを導入し、実践能力を身につけます。また、組織の中でも力を発揮できるよう「社会人基礎力」も身につけ、困難な状況に直面しても乗り越えられる逞しさも養成します。

3学科連携によってスポーツ医学にも対応

一方、「未病」をキーワードに、スポーツ科学科、健康科学科と連携しながら健康の保持・増進、疾病予防や「QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)」を維持・向上できる力を養成します。

  • 1最先端の設備が充実

    最新シミュレーターなど充実した設備でより現場に近い状況や環境で学べ、看護実践力を身につけることができます。

  • 21年次からの国家試験対策

    リメディアル教育で生物科目をフォロー。1年次から模擬試験や補習講義、試験後の振り返りなどを通して学生の学修をサポートします。

  • 3デジタル技術で学習効率化

    電子カルテシステムやVR機器など最新のデジタル技術を活用して、学修内容のより深い理解につなげます。

学ぶ領域

基礎看護学
看護学の基盤・土台となる理論や技術について学修・研究します。看護学の基本的な概念である『人・環境・生活・健康・看護』に対する理解を深め、自身の看護観を形成するための入り口となる学問です。
成人看護学
成人期の特徴や発達課題を踏まえ、健康増進・疾病予防・治療過程における支援など広範囲な看護に関する考え方や援助方法を学修します。
老年看護学
高齢者の加齢に伴うさまざまな現象を理解し、健康増進や介護予防をはじめとする高齢者の生活の質を向上するための看護を学修します。
母性看護学
女性の生涯を通じた健康(ウィメンズヘルス)の視点から、全てのライフステージにある女性とその家族における健康の維持・向上の看護を学修します。
小児看護学
子どもの最善の利益を基本理念とし、子どもの成長・発達と生活環境を理解し、子どもとその家族の健康を増進するための支援方法を学修します。
在宅・地域・公衆衛生看護学
地域で暮らしている人々の健康を支えるために、あらゆる健康状態の生活者を支える制度や地域包括支援システムの理解とともに、看護師・保健師が力を合わせてコミュニティ全体における看護方法を学修します。
精神看護学
心の健康について理解を深め、あらゆる人々に精神的な援助を提供する上で必要な基本的な知識、技術、態度を養います。

身につく力

看護実践能力
演習や実習プログラムを多く採り入れ、地域包括ケアシステム時代に活躍できる看護実践能力を養成します。
社会人基礎力
多様な組織の中でも力を発揮し、困難な状況も主体的・計画的に乗り越えられる対応力を養成します。
QOLの維持・向上力
スポーツ科学科、健康科学科と連携し、健康の保持・増進、疾病予防やQOL(Quality of life)を維持・向上できる力を養成します。