2022年11月1日に東松山キャンパス大会議室において、令和4年度実験動物慰霊式が執り行われた。
この実験動物慰霊式は、研究・教育に貢献してきた実験動物に対する供養と感謝の念をささげるものであり、動物実験委員会の所管により執り行われた。本年度は、動物実験委員会委員および動物実験に関わっている学生および教職員の参列のもと、厳かに執り行われた(司会は、実験動物管理者の蕪木智子教授(スポーツ・健康科学部)により行われた)。
はじめに、動物実験施設長の勝又宏教授(スポーツ・健康科学部)は、今日の健康と福祉、国民のQOLの向上や医療、スポーツ科学と健康科学の進展において、動物実験が果たしてきた役割を評価するとともに、動物実験の実施にあたっては、動物愛護の精神に基づくとともに、「動物の愛護及び管理に関する法律」に則して、実験を科学的かつ倫理的に実施することを心がけなければならないと述べ、実験動物の御霊の冥福を祈った。
続いて、動物実験委員会委員長の大城聰名誉教授(スポーツ・健康科学部元教授)は、動物実験計画を行うにあたっては動物愛護の精神と3Rの精神(Replacement(代替:できる限り動物実験に代わり得るものを検討する)・Reduction(削減:できる限り利用に供される動物の数を少なくすること)・Refinement(軽減:できる限り動物に苦痛を与えないこと))を常に意識することが重要であることを述べ、犠牲となった多数の実験動物の御霊に対し心より感謝の念を捧げた。
その後、参列者全員で黙祷および献花を行い、閉式となった。