
看護学科では、専門領域別実習に臨む3年生が、人々の健康や生命を守る専門職者として抱く使命感を宣誓し、看護を必要とする方のもとへ赴く”出発のセレモニー”を開設早期から開催しており、今年で6回目を迎えました。
入学から学びを積み重ね感じ考えてきたことの全てを糧に、実習で出会う方のためになりたいと誓いを言葉にして、また、今年は先輩からの沢山のエールも送られて、半年かけて取り組む実習のオリエンテーションに真摯に臨みました。
今年度は、セレモニーの記念講演として、「集団接種によるB型肝炎感染被害」に見舞われた当事者の方と、被害者やその家族の声を代弁し支援されてきた弁護士の方をお迎えし、臨地実習に出向く学生と教員のために、辛いご経験や当事者としての思いや願いをお話しいただきました。
日常生活の中で自らの健康を願いながら幼い頃に接種を受けて、今なお健康を損ね闘っている状況やその思いを受けとめ、看護が人々の人生に責任をもって寄り添うことの重さを再認識し、それぞれが志をあらたにしました。