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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ドイツ】トリアー大学

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こんにちは。私は今年の3月からドイツのTrier大学に留学している英語学科3年の木村舜です。ドイツに来てから早いもので二か月が経ちました。ドイツでの生活は渡航前に想像していたよりも濃く、早く過ぎていきます。ですから、今回はTrierでの生活を私の感想を交えながらまとめていきます。

~Trierに到着してから~
Trier大学には日本語学科があるので、私は10時ごろにTrier駅で日本語学科の学生と待ち合わせしました。駅に着き、学生の方と合流すると先ずはこれから生活することになる寮まで荷物を置きに行きました。その後、街へ戻り他の日本人留学生や日本語学科の学生と合流し、これからの生活に必要なものを買います。最初は緊張してドイツ語があまり話せなかったのですが、向こうもちゃんと理解してくれたのでとても安心しました。
~オリエンテーション~
Trier大学には、オリエンテーションプログラムというものがあります。それはこれから始まる生活のために、テスト結果をもとにしたクラス分けによる授業を受け、ビザや銀行口座開設などの各種手続きをチューターに手伝ってもらうというものです。これは自分たちがTrierに着く3月の下旬から、大学の始まる4月の上旬まで行われます。プログラムの中には居酒屋巡りや遠足も含まれてるので、他国の留学生たちと仲良くなれる機会がたくさんあります。
~大学生活~
4月の中旬からは1週間の履修登録期間を経たのちに、大学が始まります。私は午後に授業を入れているので、午前中は図書館での勉強や日本語学科の学生と互いの言語を教えあう「タンデム」をして過ごしています。大学の図書館は平日であれば24時まで空いているので、授業終わりに遅くまで自主勉強をすることができます。そして先生によって差異はありますが、授業は基本的にドイツ語で行われます。英語で話すことをあまり良しとしていなく、分からないところを英語で尋ねてもドイツ語で返されてしまいます。それに、他の学生の積極性も凄まじいものがあるので、集中力が必要になります。
~街~
自分の住んでいる寮は学校と近くのスーパーまでそれぞれ徒歩10分で行けますが、街の方まではバスに10分ほど乗る必要があります。Trierはドイツで最も古い都市なだけに、世界遺産が街中にあります。それゆえ、街の景観はとても綺麗で週末に限らず毎日観光客で溢れています。そして、Trierはフランスに近く、ルクセンブルクとは真横に接しているので、休日に旅行するにはとてもいい位置にあると思います。それ以外にもTrierはモーゼルワインがとても有名なので、留学の際にはぜひ飲んでみることをおすすめします。
~休日~
休日になると、国内外へ旅行する人がドイツには多いです。なので私も休日にはケルンやルクセンブルクまで遊びに行ったりしています。ドイツの大学の学生証には州内のある程度までは無料で鉄道に乗れるという優遇があるので、お金が無くても頻繁に乗ることができるのでとても便利です。たとえ旅行に行かなくても、日本語学科の生徒や他国の留学生が頻繁にイベントを企画しているので。暇になることはあまりないと思います。
~寮~
留学生の住む寮は数あり、その中で私はKleeburgerという寮に住んでいます。部屋にはキッチンとリビング、そしてトイレとシャワーと洗面台のある部屋の3つの区画に分けられていて、冷蔵庫とベッド、棚、机が基本的に備え付けてあります。運が良ければ前に住んでいた人が物干し竿などを置いて行ってくれます。洗濯機は共同で、寮のとある一室に設けられた洗濯機置き場で洗うことになります。寮内で誰かとすれ違うときは挨拶するのがマナーで、皆笑顔で挨拶をしてくれるので、とても気持ちがいいです。

自分にとってこの2か月はとても早く過ぎるもので、あっというまに感じます。それは退屈だからなのではなく、過ぎていく1日1日が惜しいと思うからです。それほどまでに自分にとってドイツでの生活は有意義なので、残り10か月を自分が成長できる10か月にしたいです。

イタリア人の友人の誕生日パーティ

寮から徒歩30分の眺め