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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【韓国】高麗大学

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こんにちは。国際関係学部国際文化学科3年の三宅彩花です。私は、奨学金留学生制度を利用して、韓国ソウルにある高麗大学に留学しています。簡単ではありますが、今までの韓国での留学生活について紹介したいと思います。

・授業について
留学から半年がたった春学期には、留学生向けの韓国語講義に加えて、全て韓国語で行われる通常授業を履修しました。週に4コマある「韓国語高級」の授業では毎授業ごとに環境や社会問題などトピックが決められており、語彙、文法、会話に分けて学習を進めて行きます。期末試験では筆記試験だけでなくグループごとの発表もありました。この授業は、生徒同士のディスカッションの時間が多く設けられており、毎回トピックに関連したテーマが設定され、これを議題とした話し合いを通して、より実践的な韓国語を学ぶことができます。また、様々な国の学生と話すことで教科書には載っていない習慣や文化、多様な価値観についても知ることができ、単なる韓国語の授業ではなく、韓国以外の国についても知ることができました。
現地の学生向けの韓国語で行われる授業は、「韓国音楽の世界」「韓国伝統文化の理解」という授業を履修しました。とにかく先生の話すスピードが早く、専門用語も多いため聞き取るのに精一杯でしたが、予習復習をしっかりとして遅れをとらないよう努力しました。授業スピードが早く課題も多かったため苦労しましたが、韓国の文化や歴史について詳しく勉強することができ、達成感のある授業でした。

・高麗大学のイベント
春学期からはコロナの規制が緩和され、高麗大学では3年ぶりに様々なイベントが開催されました。KUBA(留学生向けの文化交流サークル)主催のISFというイベントでは、各国ごとに出店を運営したり、伝統衣装を着てファッションショーを行ったりします。私は日本の出店を担当し、交換留学生と現地の学生と共に運営しました。日本の出店では、夏祭りをイメージして焼きそばとチョコバナナを販売しました。初めて食べる外国人がほとんどでしたが、思った以上に好評で完売でき、たくさんの人に日本料理を「おいしい」と言ってもらえてとても嬉しかったです。
そして、5月末には5日間に渡って学祭が開催されました。学祭でも出店で飲食を楽しめたり、会場ではサークルだけでなくたくさんの芸能人がゲストとして公演をしたりしてくれます。最終日にはみんなで高麗大学伝統の応援歌を歌って踊り、花火が打ち上げられるなど、韓国ならでは豪華な学祭を体験しました。韓国の大学は普段一生懸命勉強して、学祭では思いっきり楽しむことで勉強での日頃のストレスを解消するという風潮があります。そんな韓国特有の文化を感じることができたイベントでした。

・最後に
留学当初はコロナの影響でイベントが中止になったり、オンライン授業になるなど不安の日々でしたが、徐々に緩和され様々なイベントに参加することができました。イベントのお陰で交流の機会も増え、充実した時間を過ごすことができ満足しています。留学する上で挫けそうになることはありましたが、乗り越えるたびに自分の成長を感じられ、留学をして本当に良かったです。もし、留学するかどうか迷っている方がいたら、ぜひ挑戦してください。