こんにちは!現在ドイツのトリーア大学に留学中の、大東文化大学外国語学部英語学科2年の赤津茉梨です。2024年3月に始まった留学も残り2か月となり、いよいよ帰国の準備が始まりました。今回は、冬学期の振り返りとドイツでのクリスマス、そして年明けについてご紹介します。
〈冬学期〉
10月21日に始まった冬学期では、私は8コマの授業を履修しました。講義形式の授業が週2コマ、ゼミナール形式の授業が週6コマです。ドイツでは週に4コマ程度しか履修していない学生も多く、私の8コマは少し多いほうのようです。授業数が少なく見えるかもしれませんが、これは1コマあたりの課題や勉強量が非常に多いことや、1コマに付与される単位数が多いこと、そして急いで卒業する必要がない学生が多いことが理由です。
私が履修した授業も課題が多く、時には図書館が閉まる24時まで勉強する日もありました。忙しい毎日でしたが、多くの学びが得られました。
〈クリスマス〉
12月になると、街は一気にクリスマスムードに包まれました。11月は1週間に一度も太陽を見ない日があるほど暗い時期でしたが、それが一転し、大学や街にも少しずつ活気が戻ってきました。とはいえ、ドイツの冬は体調面やメンタル面で注意が必要です。太陽を浴びられないことで不足するビタミンDを補うために、サプリや錠剤を摂取することが一般的です。
ドイツのクリスマスといえば、やはりクリスマスマーケットです。私はトリーアを中心に、いくつかのマーケットを訪れました。クリスマスマーケットは11月末に始まり、24日前後に終了します。ここでは、グリューワイン(ホット赤ワイン)やライベクーヘン(揚げたジャガイモ料理)など、クリスマス限定の美味しい食べ物が楽しめました。
〈年末年始〉
12月28日には、ドイツ全土のスーパーで花火や爆竹の販売が解禁されました。ドイツでは、これらの販売が12月28日から30日までの間のみ法律で許可されています。実際に使用できるのは12月31日と1月1日のみです。
大晦日の夜から元旦にかけて、街中では花火や爆竹が鳴り響き、日付が変わる瞬間には空一面に花火が打ち上がります。この光景はとても素敵でしたが、注意も必要です。中には、ガザ問題を訴える小規模なデモ活動を行う人々や、見知らぬ人に爆竹を投げる若者、さらには他人の家に花火を投げ込んで爆発させる人もおり、安全とは言い難い状況でした。
留学は決して楽しいことばかりではないと、この1年で改めて実感しました。授業ではドイツ語や英語が聞き取れず、質問する勇気が出ないことや、テストでぎりぎりの点数で合格するなど、勉強面での苦労がありました。また、ドイツの気候や食べ物の違いから、メンタル面でも辛いことがありました。しかし、日本人の友人を含む良い環境に恵まれたことで、一人で悩むことは少なかったと感じています。特に、日本語で友人と話すことはメンタル面で大きな支えになりました。この留学を通じて得た経験は、私にとって非常に貴重なものです。
残りの2か月も精一杯、無理はせずに頑張っていきたいと思います。