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レポート中国語圏

【台湾】輔仁大学

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大東文化経済学部社会経済学科4年のAです。現在、新北市にある輔仁大学の語学センターに経済学部の奨学金留学制度を利用して留学しています。大体のことは不自由なく過ごせるようになってきました。3月上旬に台湾に来たのでもうすぐ1年が経ちます。レポートも今回が最後となります。1回目のレポートでは留学前に何を準備したか、2回目のレポートでは台湾の生活で面白いと思った文化、日本との違いについて書かせていただきました。今回では留学生活中のアルバイトについて書かせていただこうと思います。

 

 

まず、アルバイトの話をするにあたってビザについて軽く説明しようと思います。台湾が学生に発行しているビザは主に二種類あって「停留ビザ」と「居留ビザ(ARC)」があります。語学センターに通う人は最初は「停留ビザ」しか取得できません。大学の学部に留学する方は「居留ビザ」が取得可能です。居留ビザがあればアルバイト許可証を申請することができます。私は語学センターに通っているので、台湾に来た当初は停留ビザを持っていました。停留ビザの期限は3ヶ月までで、3ヶ月を過ぎると延長可能です。そしてその3ヶ月を過ぎ半年になると居留ビザに切り替えなければいけません。ということで私は6ヶ月すぎたところからアルバイトを探し始めました。
台湾ではさまざまな仕事の探し方があります。最も一般的なのは104と呼ばれる人材採用サイトです。かなり使いやすく、アルバイトだけではなくインターン、就活、転職にも使えるようです。私はこれに登録し自分の情報を入力し終えた後、自分の情報を公開すると見た企業から面接オファーが飛んでくるのでそこから選びました。登録して1日もかからず面接の予約まで辿り着いたのでスピード感や安定感があると思いました。他には、ベトナム人やインドネシア人の友人に話を聞くと台湾に住む同郷同士の大きなコミュニティがあるらしく、そこから仕事を紹介してもらっている子が大半でした。彼らに仕事を探しているという話をすると、自分達のコミュニティから紹介してもらうか、と提案してもらったこともあります(私は条件に合う場所がなかったので断りました)。他にはFacebookなどのSNSで募集が行われていることも普通なのでそこから探すことも可能です。
面接に関しては日本とあまり変わらないなと思ったのが私の正直な感想です。実際に営業中の店舗へ行き、書類に記入してある程度の問答をして終わりました。飲食店の面接ですのでラフな格好をして向かいました。面接が終わった後は1週間以内には採用のご連絡が来ていたと思います。という流れで私はカフェで採用が決まり台湾で初めてのアルバイトを開始しました。
仕事内容自体は日本でも飲食アルバイトの経験があるのであまり難しいと感じませんでした。ただ専門用語など聞いたことない単語が多くて戸惑うこともありますし、お客様が私が外国人だと気づかずに台湾語を話されることも多く返答ができないこともあります。周りの同僚がとても優しいのでなんとか過ごせていますが、うまく行かずに悔しい思いをすることも日常茶飯事です。最初の頃はとにかくメモを取って家で何度も練習していました。(写真添付)。基本的には周りの人のサポートもあって穏やかに仕事できているのですが、タイムカードが30分刻み、食器を割ったら自腹、会計ミスの補填、などは台湾では禁止されていないので少しプレッシャーもあります。あと気をつけるべきなのは語学センターに通っている人は居留ビザ(ARC)は取得できてもカードではもらえません。カードでもらえないので郵便局以外の銀行の口座は作ることができないので注意してください。アルバイトを始める際に口座を作るように言われるのですが、会社に資料を用意してもらって行ってもこれは突破できませんでした。

 

 

ということで私のアルバイトに関するレポートはここまでにしようと思います。この10ヶ月で中国語はもちろん人としても成長することができたと思います。以前では消極的になってしまっていた場面でも積極的に人と交流したり意見を言ったりすることができるようになりました。台湾のこともどんどん好きになりもっともっと知りたいと思う気持ちが強くなっています。もしこのレポートを読んでいる皆さん、ぜひ台湾にきてください。