こんにちは、大東文化大学文学部中国文学科4年のKです。私は奨学金留学制度を使い去年の2月下旬から山東大学で一年間の語学留学をしています。今回は学習面の紹介をしようと思います。
まず語学留学生はクラス分けテストによってそれぞれのレベルにあったクラスへと配属されます。もしこのクラス分けテストに参加できなくても事前に連絡をしさえすれば大丈夫です。HSKなどの資格があれば学校がそのレベルに見合ったクラスへ配属してくれます。また、授業開始1、2週間はクラス変更を受け付けているのでもし上のクラスに行きたいとなった場合はまたテストを受ける必要があります。(下のクラスを希望する場合はない)
だいたい以下のように分けられます。
初級1班→初級2班→中級1班→中級2班→高級1班→高級2班
次に授業について紹介しようと思います。リスニングの授業やスピーキングの授業、文章読解や作文能力を鍛える授業などといったものがあり充実しています。リスニングの授業は音声や動画を見て問いに答えたりといった感じです。スピーキングの授業はテーマに沿って自身の見解を口にしたりグループワークを行い話し合ったものを発表するといったものになります。この授業は宿題も大変で3~4人のグループになり旅行の計画を練ってきて発表、中国人にインタビューしてその内容を発表、環境問題に関する啓発動画の作成などがありました。そのためノートパソコンまたはタブレットは必須になります。USBもあった方がいいですね。文章読解系の授業では先生が文法や新出単語をひとつひとつ解説してくれます。宿題として新出単語を使った文をいくつか作成や600字以上の作文がでます。
どの授業の先生も優しく、言葉が詰まった際はサポートしてくれます。
テストについてですが中間テストと期末テストの二種類があります。中間テストは授業によって回数が違います。3回あった授業もあれば0回の授業もありました。主にスピーキングの授業は0回でした。その代わりに宿題や発表で評価しているようです。少し話がそれるのですが生徒の成績には前述したテストや宿題、発表の他に主欠席があります。そのため休みすぎてしまうと期末テストを受ける権利を失ってしまうので注意しましょう。また、授業開始15分以降は欠席扱いになるのでこちらも注意しましょう。
期末テストですが学校はこの期末テストの成績に基づいて生徒の来学期のクラスを決めます。内容は主に習った範囲から出題されるのですがたまに範囲外から同じ難易度のものを出題してくる先生もいます。
授業では先生が指定された教科書やパワーポイントを使って進めていきます。お願いをすれば授業後にグループチャットに授業で使ったパワーポイントを送ってくれます。また、教科書は最初の授業の際に先生が紹介してくれます。その後学生たちは淘宝や拼多多といったアプリで購入します。このようにネットショッピングで購入した商品は食堂がある建物のさらに奥にある宅配ボックス(前回紹介した出前受け取りボックスとは違う)に届きます。
三回にわたる留学生レポートをご覧いただきありがとうございました。このレポートが少しでも役に立てればなと思います。