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卒業生 池田雅典さん、大兼健寛さん、洲脇武志さん、田中良明さん訳「中国史書入門 隋書」勉誠出版

内容

本書は、二十四史と呼ばれる中国歴代王朝史(正史)の中の一つで、日本の聖徳太子が使者を派遣(遣隋使)した時代を記録した、『隋書』の現代語訳です。
この現代語訳『隋書』は、訳者四人が、「若い読者に少しでも中国の歴史に興味を持ってもらおう」「その為の入門書はどんな内容でどんな形が良いのだろう」等々思考を巡らし激論を繰り返した結果、二年がかりで作られた訳書です。
正史の中から、日本と関係が深まりつつあった時代の『隋書』を選び出し、その本質部分である本紀(皇帝の伝記)の全文と、重要な諸列伝(人臣の伝記)とを現代語で訳出したものです。
更に、隋朝時代に関するコラムや、地図・年表等の資料も合わせ載せ、本書を読めば、隋と言う時代が相対的に理解出来る様に工夫されています。また、ページの上段には現代語訳、下段には原文と言うページ構成は、漢文を勉強したい人にとっても、非常に重宝する構成です。


【本書の特色】
◎原文と現代語訳が対照できる形になっていること。
◎皇帝の本紀全篇を中心に重要列伝の全文を現代語訳したこと。
◎「隋」という時代を理解するためのコラム七本、地図や官品表などの資料を収録したこと。

因みに、本書の訳者四人は、全員が三十代の若者で、大東文化大学文学部中国文学科の卒業生達です。
ヤッタネ!大東中文、ガンバレ!大東中文。

卒業生 池田雅典さん

卒業生 大兼健寛さん

卒業生 洲脇武志さん

卒業生 田中良明さん

監修

大東文化大学文学部中国文学科教授 中林史朗

大東文化大学文学部中国文学科准教授 山口 謡司

発行年月

2017年5月

出版社

勉誠出版