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千葉一幹教授著「現代文学は『震災の傷』を癒せるか 3・11の衝撃とメランコリー」ミネルヴァ書房

内容

押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。

著者

大東文化大学文学部日本文学科教授 千葉 一幹

発行年月

2019年3月

価格

3,000円(税別)

出版社

ミネルヴァ書房