International

レポート英語圏

【アメリカ】Whatcom Community College

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

こんにちは。アメリカ合衆国Washington州BellinghamにあるWhatcom Community Collegeに留学している文学部教育学科3年秋山遥です。私は学部の奨学金留学制度を利用し、2022年春からこちらに留学させていただいています。本レポートでは、私が留学前に知りたかったことについて書かせていただきます。私はこれらのことを知るため多くのサイトや、留学経験者のこのレポートを読み漁ったので同じような方がいたら少しでもお役立てたら幸いです。

 

まずは私が通うWhatcom Community Collegeの授業制度についてです。私は入学する際に小エッセイを書き、面接を受けました。面接はきっちりしすぎたものではありませんでした。これらの結果と学生の意向によって語学コースから始まるのかアカデミックコース(現地の学生と同じような授業を受ける)から始まるのか、また語学コースから始まる場合はどのレベルからスタートするのか決められました。いわゆる語学コースはWhatcomではESLA(English as a Second Language Academic)と呼ばれています。ESLAは●Intensive Courses(英語の基礎を学ぶ)、●College Transition Courses(大学での英語授業への準備としてより実践的な文章構成について学ぶ)、⚫️College English Composition Courses(学術的な文章構成の仕方を学ぶ)の3つに分けられています。Intensive CoursesはWriting、Reading、Grammar、Oralの4つの科目から構成されていて、それぞれの授業はレベル1から5まであります。そしてIntensive Coursesレベル5までクラスをパスすると、次にCollege Transition Coursesに移ります。このコースはESLA113、ESLA115、ESLA117(今は一時的にない)から構成されていて2つの授業はWritingとReadingを主に勉強します。ESLA117までパスするとCollege English Composition Couldへと移ります。このコースはENGN101とESLA201から構成されていて、101を大学1年目の学生、201を大学2年目の学生が履修します。このコースまで私はまだ進んでいないので詳しくはお伝えできませんが、現地の学生と一緒になってより学術的で高度な文章構成を学ぶそうです。アメリカの学生でも必修で履修しなければいけないのでこれは日本でいうと国語のようなものだと思います。私はF1ビザで留学してるので1学期で12クレジット以上取らなくてはいけません。ESLA113まで進むとこの授業しかないので、アカデミックのクラスも同時に履修することができるようになります。私がESLA Intensive Coursesレベル5からスタートしました。クラスメイトは12人で12人中11人が日本人でした。正直その事についてはいろいろと感じることがありました。日本人との関わり方で思ったことについては次回のレポートで書かせていただきたいと思います。アメリカにいる日本人留学生は大きく分けて2パターンの学生がいます。1つ目は私のような一定期間をアメリカで過ごす学生です。このような人たちは交換留学として派遣される場合や、日本の大学を休学して自分で来る場合が多いと思います。2つ目は正規留学の学生です。正規留学をしている学生の多くは最初の2年Community College(コミカレ)に通います。そして、4年制Universityの3年生に編入します。これは現地での学費を節約するためです。コミカレは日本の短大のようなものとよく言われますが、確かに似ているものではあるのですが、個人的には少し違うかなと思います。アメリカのコミカレは特に何かの科目を専門的に勉強する訳ではなく、コミカレ卒業に必要な単位を取得します。コミカレに通う現地の学生の多くは日本人正規留学生と同じように、コミカレで取得した単位を持って4年制のUniversity3年生に編入します。アメリカの学費は驚くほど高いためコミカレから4年制大学に編入することはアメリカでは珍しくなく多くの人が行っています。Universityと比べるとコミカレは全体の規模が小さいので学生の人数や開講される授業の数、イベントの大きさや学校施設の規模が違ったりします。一方小規模だからこそ先生が生徒一人一人を見てくれたり生徒の距離が近いなと個人的に感じています。先程もお話したようにアメリカの大学は単位制なので、授業料の支払いが期間で決まっている訳ではなく、自分の受講した授業毎に支払うことになっています。1年の授業料を払えば好きなだけ授業を受けられる日本とはこの点でも違います。必要な授業の単位を落としたら時間だけでなくお金も無駄なってしまいます。

 

次に現地でのスマホとお金についてです。私は日本で使っていたスマホに現地で買ったSIMカードを入れて使っています。多くのスマホはスマホを買ったキャリアのSiMしか使えないようにSiMロックがされています。それ以外のSIMカードを使いたい場合は各携帯会社に頼んでSIMロック解除をしなくてはいけません。これらを行うことでアメリカで買ったSIMカードを使うことが出来ます。


恐らく、なんの手続きもせず日本のスマホを使うことは出来ると思いますが、海外データローミングと言って日本の携帯電話会社が提携する「現地の携帯電話会社」の電波を使用することになるので知らぬ間に高額請求されるといったことが起こる可能性があります。なので、私のように現地でSIMカードを購入することも可能ですが事前に購入しておくとその心配はないと思います。もし現地で買う場合はモバイルデータ通信をオフにしておくと海外データローミングが起こらず現地のWi-Fiがある所でのみ携帯が使えます。そしてお金関係です。授業料は奨学金をいただいた口座に紐付けてあるデビットカードでオンラインで支払っています。そして日々の買い物は親のVISAクレジットカードを利用しています。アメリカはカード社会なのでほとんど現金を使うことはありませんが友だちと割り勘する時などに使います。授業料支払いなどで大金をカードで払う時には自分のカードの1回の利用上限金額を気にしておく必要があります。日本から持ってきた現金が尽きた時に現金を調達する方法は私は2つあります。まず1つは、クレジットカードを使って現地ATMから現金を引き下ろすことです。使うATMによっても異なりますが、引き出し一回あたりいくらの手数料がかかるかと、交換レートを気にした方がいいと思います。クレジットカードには現地通貨引出しサービスがあるのでこのようなことが可能です。事前にこのサービスが使えるかカードの設定を確認する必要があります。2つ目は現地で口座を開設しそこに日本から送金してもらう方法です。この方法を行う時、日本の銀行口座から現地の口座に送金すると手数料が高くつくのでその手数料を抑えるためにWiseという送金アプリを使うことをおすすめします。現地に口座を作るメリットとしては、日本から持ってきた現金を安全に保管しておけることと、レートがいい時に一度に沢山のお金を送ってもらっておくと円安に対する節約になることだと思います。今はひどい円安なのでクレジットカードを使うことが恐ろしいです。

 

次にアメリカに到着してからのことです。アメリカに着いた最初の頃はどこにどんなお店があるのか分からなかったので必要なものはスーパーや日用品店で揃えていました。しかし、近くにダイソーのようなものがあることを後から知りました。アメリカはどこで買っても値段が高いわりに品質があまり良くないので最初からこのお店色々揃えれば良かったなと思いました。現地に来てから私が意識していることは学校で開催されるイベントや友だちが誘ってくれるイベントには積極的に参加するようにすることと、他にもなにかアクティビティがないか探すことです。語学学校に通ってると現地の学生と関わることが思っているよりも少ないので英語を話す機会を自分から増やすようにする努力は必要だと思います。英語の学習でいうと、アメリカ人と話す時には彼らが使った言葉を一つ一つ意識することです。このシチュエーションでこの単語を使えるのか、とかこの感情の時にはこんな言い回しをするんだととか、考えてみればいちいち頭の中で考えている気がします。また最近ではインスタで日常で使える英会話を教えてくれるアカウントがあるのでそこで紹介されていたフレーズを使ってみたりSNSも活用しています。


留学生活が始まって1ヶ月ですが自分が思っている数倍の速さで時間が過ぎていきます。何も考えずに過ごしていたら1年なんて本当にあっという間だなと感じます。今はまだ留学に来た成果を英語面では感じられませんが、英語力向上のため勉強だけではなく全ての経験も一つ一つ意識して留学が終わった頃にこうしておけば良かったと後悔しないように残りの時間も積極的に過ごしたいと思います。