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レポート英語圏

【カナダ】ラヴァル大学

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こんにちは、私は外国語学部英語学科3年のS・Hと申します。私は2022年8月末からケベックに来て、現在約2か月が経過しました。徐々にケベックでの生活にも慣れてきて大分落ち着いてきました。このレポートでは、この2か月間で感じたことを言語面、授業面、生活面の3つの側面から述べたいと思います。あくまで、私の主観であり独自の経験なので、良かったら参考にしてください。

<言語面>
私は、1年~3年前期までヨーロッパ2言語コース英仏系に所属しフランス語を学んできました。留学前までにフランス語の勉強の一環として仏検2級まで取得しました。実際に現地に到着してみるとケベック人のフランス語はとても早く、フランスのフランス語とは違うアクセントや発音、単語、表現方法を使うので理解するのはかなり難しいです。ケベックのフランス語にも2種類あり、フランス語訛りのものと英語訛りのものがあります。英語訛りのフランス語はフランスのフランス語とは全く違う言語と考えても良いくらい分かりません。ですが、学校生活では、フランス語が第一言語ではない人のためのフランス語を学ぶコースに所属しているので、実際に関わる人の多くは現地の人ではなく様々な国から来た人達です。それらの人達の大半はフランスのフランス語を学んできているため会話を理解することはそれほど大変ではありません。もちろん、それぞれの母国語の訛りがあり聞き取りにくい部分はありますが、英語も交えながらでも伝わることが多いため苦労は少ないです。

<授業面>
私は、週4つの授業をとっており、授業は1コマ3時間となっています。内容としては、授業によって頻度は異なりますが、全体的に2、3人のグループで話し合って取り組む機会が多く、フランス語の文法やコミュニケーション、口頭分析、ライティング、リーディングなどに関係した授業を受けています。1コマ3時間と長いため授業中に2、3回ほど小休憩も挟んでくれる先生が多く、その休憩時間にグループ活動で同じだった人と会話をすることは楽しいですし、フランス語の勉強にもなります。日本の授業と比べると意見や発言、質問を求められることが多いので、常に集中している必要があり大変です。その反面、理解できないことが質問しやすい環境ですし、間違えても良い空気があり、今では授業が生活の楽しみの1つになっています。

<生活面>
大学(寮も)はケベックシティーの中心街からバスで20分~30分ほど離れてところにあるため、比較的田舎ですが、近くに大きなショッピングモールが3つあるため買い物に困るということはありません。私は、普段、歩いて25分ほどのところにあるスーパーで買い物をします。少し高めですが歩いて10~15分ほどのところにもスーパーはあります。また、寮には寝具がついていませんが近くのショッピングモールで調達できるので初日から布団で寝ることができました。
大学開始後1週間ほど経つと、ケベックシティーの市内バスが半期乗り放題のカードが購入できるようになります。約15000円かかりますが、ケベックシティーの市内バスを無制限に利用でき、大学で企画されたアクティビティに参加する時にこのカードが必要になる場合があるので現地に来た場合は、購入することを強くお勧めします。
その他の生活面においても、やはり日本での暮らしと比べると困難なことは多いですし、時には差別を受ける場合もありますが、様々な価値観や馴染みのない景色で生活することは刺激があり、とても魅力的です。