International

レポート英語圏

【アメリカ】ワットカムコミュニティカレッジ

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

こんにちは。私は今年の4月から12月まで奨学金留学生としてアメリカ・ワシントン州のWhatcom Community Collegeで留学を経験したMYです。今回は、留学中辛かったことや楽しかったこと、留学を通して得たことなどについてお話ししていきたいと思います。
私は、約9か月間アメリカに留学することを決めたのですが、当初は英語力が低く、日常会話を全く話せない状況でした。留学当初はクラスの先生の話している内容がほとんど理解できなかったため、授業についていくことが非常に大変でした。そのため、課題を聞き取ることができず、拙い英語で先生に一生懸命質問したことをよく覚えています。私は留学当初、もっと英語力をあげておけばよかったと何度も後悔しました。日常生活において、自分の伝えたいことが英語で表現できず、悔しい思いをする場面が何度もありました。しかし、留学において英語能力の中で最も必要なことは、リスニングだと思います。私は、リスニング力がなかったために、授業内容が分からなかったり、せっかく話しかけてくれた友人の話を聞きとれなかったことに、情けなさと申し訳なさをたくさん感じました。これから留学を考えている方には是非、リスニング練習にたくさん取り組んでほしいと思います。
しかし、辛かったこと以上に楽しいことがたくさんありました。私は、学校の寮で生活していたことで、寮で生活する多くの人と友達になることができました。初めて友達になったアメリカ人のルームメイトは英語だけでなく、買い物の仕方やバスの乗り方、洗濯の仕方など、何も知らなかった私にさまざまなことを教えてくれました。また、一緒に食事をしたり、遊びに出かけたりと、たくさんの思い出を作ってくれた彼女にはとても感謝しています。また、アメリカ人以上に他国からの留学生と友達になることができました。彼らのほとんどがネイティブと同じくらいの英語力で、彼らを通してからもたくさんの英語を学びました。また、寮内でパーティーをした時には夜遅くまで一緒に過ごしたことも思い出です。
留学を通して、授業がついていけるようになったのは留学が始まって2か月がたってからだと思います。しかし、最初の学期はグラマーやライティング、リーディングといった英語の基礎を学ぶ学期だったため、授業が理解できるようになるまで長い時間はかかりませんでした。しかし、次の学期からは現地の人も受講するクラスをとらなければいけなかったため、授業内容がそれまでよりもはるかに難しく、理解するのが非常に大変であり、さらに課題一つこなすだけでも多くの時間を費やしました。この留学期間、私は受験生並みに机に向かって課題をし、当初思い描いていた留学生活とは異なったものでした。しかし、英語力が全くなかった私にとって、課題は私の英語力を一番に成長させてくれたものでした。留学を終えて、ネイティブ並みにペラペラに話せるようになったとは言うことができませんが、はじめは理解ができなかった友人の会話を理解できるようになったことや自分の伝えたいことを話せるようになったことは確実に私の英語力が成長したと言えます。もし留学をすることに迷っている人がいたら、ぜひ留学してほしいと思います。辛く悔しい思いをすることがたくさんありましたが、留学をしたことに後悔をしたことは一度もありませんでした。留学を通して、英語力が成長できたとともに自分の価値観が広がり、考え方が変わり、本来の目的以上に得たものがたくさんありました。毎日が濃くて本当に楽しい時間だったこの9か月間は一生の宝物です。これからも英語の勉強をし続け、今以上に成長できるように精進していきたいと思います。長くなりましたが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。