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レポート英語圏

【ニュージーランド】ウェリントン大学

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初めまして。外国語学部英語学科4年のJ.Gです。あおぎり募金奨学金を利用させていただき、2022年10月から12月中旬までの約3か月間ニュージーランドのウェリントンに留学してきました。この留学での経験や学びを報告したいと思います。
私は短期留学のため、ヴィクトリア大学ウェリントンのEAPコースで語学を学びました。留学当初はホストファミリーや先生、クラスメイトの言っていることが全く聞き取れず、不安で心細かったのを記憶しています。自分から言葉が発することができない状況に陥り、緊張とプレッシャー、ストレスな状況が約1ヶ月続きました。しかし、この状況が、逆に原動力となり、課題にも必死で取り組み、努力することができました。

 

【学校生活】
授業は週5日、9時から13時で授業時間は短いですが、宿題がとても多く、内容も難しいため、放課後は大学で宿題をして夕食前に帰るようにしていました。日本の授業との違いはクラスメイトと話す機会や自分の意見を求められることが非常に多く、かなり苦労しました。アカデミックな単語やエッセイの書き方、リファレンスの書き方についても学びました。留学し、2ヶ月目には先生やクラスメイトの話しも少し聞き取れ、会話もできるようになりました。タイの友人にもあなたの英語は非常に上達したと言ってもらえてすごく嬉しかったです。努力と小さな自信を積み重ね、最後の数週間はリーディングのスピードが上がり、クラスメイトとの会話も冗談を言い合えるくらい上達することができました。また、最後の週にあった10分間のプレゼンが、私にとって一番大変な課題でした。英語でプレゼンをしたことがなく、資料も英語で探す必要があり、かなり時間がかかり苦労しました。英語で書かれた資料を読み込み、理解し、自分のプレゼンテーマを証明できるか、すごく大変な作業でしたが、確実に語彙も増え、自分自身の語学力向上に繋がったと実感しています。

 

【ホストファミリー】
ホストファミリーには非常に良くして頂けました。家にはホストファザー、ホストマザー、猫2匹と私で暮らしていました。時々、ホストシスターが夕食を食べに来たりして交友を深めることができました。毎週水曜日にはホストマザーに誘われてzumbaを習ったり、ホストファミリーがキリスト教で毎週日曜日は教会に行っていたのでコミュニティを広げるのと英語を話す機会を増やしたかったので私も参加していました。また、私の課題が忙しくないのと予定がない日は必ずどこかに連れて行ってくれました。4時間かけて山の頂上に登ったり、羊を近くで見たり、30 kmのサイクリングやバーべーキューなど色々なアクティビティを経験させてくれました。私が悩んでいるときは相談に乗ってくれたり、宿題も分からないことがあったらいつでも聞いてねと言ってくれました。EAPコースが終了した最後の週末はホストシスターと2泊3日の旅行に行きました。ロトルアというところでウェリントンからは車で片道6時間かかるのをホストシスターが運転してくれました。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影地に行ったり、バンジージャンプやジップラインなどのアクティビティも楽しみました。本当に最高の思い出になりました。

 

【印象に残ったこと】
日本では自己紹介で年齢を言う機会があります。また日本ではこの年齢だとこうあるべきだといった固定概念がありますがニュージーランドでは相手に年齢を全く聞きません。年齢は一切関係ないからです。クラスメイトは多国籍で、年齢も様々で、中には子供がいる方もいました。年齢や国籍、家族、社会的立場で人を判断したり、差別したり、挑戦を笑ったり、否定したりしない文化にとても感銘を受けました。ホストファミリーにも、君がやりたいこと、なんでもやっていいとよく言われました。この留学で何歳でも勉強できる、挑戦できること、とても大切なことを学ぶことができました。