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レポート英語圏

【イギリス】ケント大学

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こんにちは。文学部英米文学科4年のS.Iです。私は学部の奨学金留学制度を利用して5月からイギリスのケント大学に留学しており、留学終了まで残り2か月を切りました。今回のレポートは3回目、そして最後になります。本稿ではイギリスでの生活や私がイギリスに来て感じたことなど、イギリス留学を考えている方に少しでも有益な情報をお伝えできればと思います。

 

 

イギリスにも四季がありますが、年間で0~25℃日本と比べ気温が低いです。2023年の夏は異様だったようで25℃前後の日が1週間ほどしかなく、夏なのにトレーナーを着ていた日が多かったです。秋冬は想像していたよりは寒くないように感じますが、防寒対策は必須です。外は寒くても室内は基本暖かいので、あまり困ることはないかと思います。ただ、冬は雨の日が多い上に日照時間が短く、太陽を浴びる機会が減り気分が落ち込む人が多いようなので、ビタミンDを積極的に摂取したり、晴れている日は外に出て太陽の日を浴びるなどして対策する必要があります。1日に天気がコロコロ変わり、せっかく出かけても天気に振り回されるということもありますが、それもまたイギリス留学の醍醐味だと捉え、あまり気にしないようにしています。

 


私の住んでいるカンタベリーはロンドンから電車で1時間ほどの場所にあるため、ロンドンまで出ればいろいろなところに行くことができ、都会過ぎず田舎過ぎずとても住みやすいと思います。比較的治安もよく、留学してから9か月間1度もスリなどに遭ったことはありません。

 

 

私が留学の手続きをしているとき(2023年2~4月頃)は1ポンド約160円前後でそれでもとても高かったのですが、留学に来てからもずっと上がり続け、現在は1ポンド190円です。私は早い段階でイギリスのLloyds Bankで口座を作り、現在の所持金は全てポンドのため、あまり円安を気にする必要はありませんが、それでも日本円に換算すると高くて手が出ないことが多くあります。物価は高いですが、フルーツやパスタなど日本より安いものもあります。外食はとても高く安くても一食で10ポンドは超えるため、出かける日以外は自炊をしたり大学内の食堂を利用したり、スーパーのMeal dealというメイン、スナック類、飲み物の3つで3~5ポンドのものを購入したりしています。

 

 

イギリスにはさまざまな国籍の人がいて、少し耳を傾けるといろいろな言語が聞こえてきます。フレンドリーな人が多く、人とすれ違うと知らない人でもニコッとするし、お店に入ると必ずと言って良いほど声をかけられ、レジではちょっとした会話を交わすことも多いです。日本では考えられないことがイギリスでは当たり前で、私はこの文化が大好きです。イギリスに留学するメリットは本場の英語を学ぶことができること、色々な国籍の人と出会うことができること、歴史的な建物やアートに触れることができること、2時間ほどで他のヨーロッパの国に旅行ができることなどたくさんあります。デメリットもありますが、私はメリットの方が圧倒的に多く、イギリスに留学に来て本当に良かったと感じています。もし留学を迷っている方がいたら、絶対に留学した方が良いと思います。大変なこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、すべてが一生の思い出になります。