こんにちは。インドの⾸都デリーにある、University of Delhi に⼤東⽂化⼤学の奨学⾦留学制度を使い留学しているY.Aです。デリー⼤学ではHindu Collegeのhistoryを専攻しており、2024年7⽉までの約11ヶ⽉間の留学です。
前回のレポートからかなり時間が経ってしまいましたが、今回はインドのデリーで半年過ごした感想や⽣活⾯、学習⾯について書こうと思います。
あっという間に半年が過ぎ折り返しを迎えた留学⽣活、⾊々な苦労がありましたが友達も増え毎⽇楽しく過ごせています。⾃分でも驚いたのですが、半年経つともう何に
も驚かなくなってきます。その中でも特に⾟かったインドの冬について書きます。⼀⾔で⾔うと、インドの冬は過酷でした。何が過酷かというと、⼤気汚染です。インドの冬は⼤気汚染が深刻化する傾向にあります。世界中でニュースに取り上げられるほどの⼤気汚染はIQAで表すと1000を超えることがあります。⽇本の冬は60前後なのでどれだけ深刻かわかると思います。外に15分ほど居るだけで喉が痛くなり頭痛もします。この背景にあるのはもちろん⼈⼝の多さも関係しますが、外気ガス、砂埃、焚き⽕の影響が多いと⾔われています。インドでは多くの⼈が路上で⽣活しており寒い冬に暖を取るために焚き⽕をしている光景をよく⽬にします。実際に僕の住んでいる寮の⽬の前でも多くの家族が路上⽣活をしています。その中には⽣まれたばかりの⾚ちゃんや、⾞椅⼦がないと⽣活できない⽼⼈などハンディキャップがある⼈たちも多くいました。その⼈たちに何もしてあげられないことに虚しさを感じました。でもそれが現実なのです。こうした⼈々は交差点付近で停⽌した⾞の窓掃除や物乞いなどで⽣計を⽴てています。それを横⽬に多くの⾼級⾞が⾏き交う街中はとても衝撃的な光景でした。
次に学習⾯についてです。前回のレポートから今回のレポートまでの期間に⼩テストやプレゼンテーション、中間テストなどがありました。正直インドの教育システム
に慣れるのには時間がかかりました。授業は英語6割ヒンディー語4割のヒングリシュの授業です。英語を流暢に話すこともできない⾃分にとっては授業内容を把握する
ことはとても難しいです。授業終わりに友⼈のノートを⾒せてもらおうと思ってもインド⼈は筆記体で書くので簡単には読めません。幸い⾃分が留学⽣ということを加味
して授業内容に関する資料をもらえたので理解はできていました。テストではヴァイヴァと⾔われる⼝頭テストや筆記のテストがありました。筆記試験では1科⽬ごとに
3時間インド⼈学⽣は⾃分の知識全部書こうとします。ページ数で評価されるテストには衝撃でした。⾃分の場合は受けるのが難しいテストについては先⽣に交渉してレポ
ートに変更してもらいました。何もかもコネと交渉次第のインドです。残りの留学⽣活も楽しみたいと思います。