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【インド】デリー大学

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こんにちは。インドの首都デリーにあるUniversity of Delhi に大東文化大学の奨学金留学制度を使い留学している Y.A てす。デリー大学のHindu College の歴史を専攻しており、2024 年7月までの約11ヶ月間の留学です。

 

 

今回3回目のレポートが最後のレポートになります。今までの留学のまとめや学んだことに焦点を当てて書いていきたと思います。残り一ヶ月を切った留学生活ですが現在は二学期目の授業も全て終わり、テスト期間に入っています。今思うとあっという間だったように感じます。他の国の留学と比べてデリー大学での留学経験は大きな違いがあるように感じます。私自身インドにずっと来たかったため、デリーでの一年間の留学を選びましたが、教育システムや留学生の対応については受け入れの準備不足のように感じました。というのも、英語圏への留学や語学目的の留学の場合は多くの大学に語学学校などその目的に合ったコースが設置されていると思います。しかしデリー大学では英語のコースもなくカジュアルスチューデントという形で歴史コースにインド人と同じように授業に参加し、前期、後期合わせて44単位ほど取得しました。そのため私の想像していた留学生活とのギャップは大きかったです。1番の苦労は、以前のレポートでも書いたように、授業は英語とヒンディー語半々で行われるため、理解はとても難しいことでした。幸い私のコースの中にも選択授業がいくつか合ったため、興味のあったインドのカーストシステムやヒンディー語の授業を受けられたのはよかったです。

 

 

次は生活についてです。現在デリーは夏を迎えており、毎日灼熱です。直近のニュースでは49度を記録しており、日中外に出ることは大変危険です。この暑さの中大学の教室にはエアコンがなく、ファンが回っているだけです。その中テストを受けるのも一つの苦行です。寮に戻ってきても部屋にエアコンはないため、エアコンの効いたカフェで過ごすか、寮の共有スペースで生活しています。前回も述べたように、冬は大気汚染が深刻で、夏は暑さが深刻です。この経験からデリーは住む場所ではないと感じました。


 

今までマイナスなことばかりですが、デリーでの留学には一切後悔していません。
日本にいる時よりも英語に触れる機会は格段に増えたので、英語でのコミュニケーションに自信が持てるようになりましたし、一年生活する中でたくさんの人と出会い、文化や宗教に触れる機会も多くなりました。異文化理解といったら簡単になってしまいますが、日本の座学では学べないようなことを経験を通じて多く学べたと思います。1番の収穫は多くの友達と、日本以外にも帰れる場所ができたことです。

最後にインドでの留学はある程度の覚悟と忍耐は必要になると思いますが、その分とても貴重な経験になると思います。