みなさんこんにちは。文学部日本文学科四年の武井茉日です。私はこの留学生レポートを書く機会が二回あり、今回は最後のレポートとなります。前回のレポートでは私はTamwood Careerと呼ばれるカレッジ付属の語学学校に通っていたのですが、去年の10月末に語学学校が終わり現在、Tamwood CareerのHospitality and Tourismという授業を取っています。このTamwood Careerという学校はCo-opプログラムというシステムを導入しており、このプログラムは一年を通して最初の半年は勉強、残りの半年は自身が取ったプログラムに合った仕事にインターンに行き半年間の勉強の知識を実践で試していくプログラムです。私は現在、カレッジでの勉強期間のため、今回はカレッジでの生活やバンクーバーの冬での過ごし方について話していこうと思います。今回の私のレポートでカナダでの生活やCo-opプログラムに少しでも興味を持つことができ、皆さんにとってこのレポートが少しでも参考になれば幸いです。
・Co-opプログラムの学校について
私の学校は4週間で一つの単位を取ることができ、全部で6個の単位を取ることでカレッジを卒業し、インターンシップに移ることができます。各単位では必ず2つか3つ以上プレゼンテーションがあるため毎週そのプレゼンテーションの準備に追われることが多いです。しかし、回数を重ねていくにつれて話し方、スライドの作り方、一番聞いてほしいものを言うタイミングなどがどんどん分かってきて初めのうちはプレゼンテーションがあまり好きではなかったのですが今ではプレゼンテーションの構成を考えるのがすごく楽しみになりつつあります。また、プレゼンテーション以外でも動画の作成(vlogを作るなど)、イベントの企画書を考えてそれを実現させたり、社会科見学のようにHospitalityに関係する職場(例えば空港やホテルなど)に行ってインタビューをしたりと、大学ではなかなか味わうことのできない体験をたくさんすることができました。
特に私の中で印象に残っているのはイベントの企画書を考え、それを実現することができた瞬間です。この単元ではクラスで4チームに分かれそれぞれでイベントを企画し、カレッジのマネージャの前でその企画を発表し選ばれた1チームの企画をそのチームが2週間後に運営する、という課題でした。私のグループは見事企画の発表で優勝することができました。しかし、企画が通った後、予算、どうやって参加者をまとめあげるか、グループゲームを運営するにあったって尺が足りなくなってしまったり、長くなってしまったりなど問題が山積みでした。そのため、何度もチームの子と話し合いをしたり時には言い合いになってしまったりと学校の時間がストレスに感じてしまう場面が多くありましたが、最後は無事大成功を収めることができ、チームの子とハグをして終わらせることができました。
このようにカレッジでは座学だけではなく、チームで働くことの大切さや、人を惹きつける話し方、画像や動画の作り方を学ぶことができ自分の足りなかった部分やまだまだ伸ばせる分野などを幅広く模索することができ、それを生かす場面がたくさんあります。また、私はHospitality and Tourism というカスタマーサービスを中心としたことについての話が多いのですが、その他にもDigital marketing, International Business Management などいろいろな分野があるのでCo-opに興味がある方はぜひ自分の将来なりたいものや、自分が伸ばしたい分野について探してみてください。
・カナダ、バンクーバーの冬について
前回のレポートで私は「まだあまりカナダでアクティビティを経験していないので次のレポートまでに挑戦し皆さんに紹介したいと思います。」と発言しました。なので、今回は前回の自分の意思を継ぎ、カナダでのアクティビティについて紹介していきたいと思います。
今回私が紹介するのは日本でも冬のアクティビティといえば、で定番のスキーとスノーボードです。バンクーバーにはダウンタウンからバスで30分の所にスキー場があるため、学校終わりの学生や仕事終わりの社会人、またバンクーバーに遊びに来ている旅行客の方など多くの人がスキーやスノーボードを楽しみます。そこで今回私はバンクーバーのスキー場と日本のスキー場の違いについて紹介していきたいと思います。
まず一つ目は圧倒的スキーヤーの多さです。私はスノーボードを選択したのですがリフトで隣になる人の8割以上はスキーの方でした。日本にいたときは半数もしくはそれ以上の人数でスノーボードをする人が多いイメージだったのでかなり衝撃的でした。この理由をカナダのお友達に聞いたところ、「小さい時に親から、親はその親からってずっと代々続いて教えられるからスノーボードっていう選択肢があまりないのかも」と言われ、雪国独自の文化が代々受け継がれていることを知りました。日本でも毎年雪が降る地域等はスキーヤーの方が多いのでしょうか…。日本に帰ったら確かめたいです。
二つ目は99%の人がヘルメットを着用していることです。カナダでは大人のヘルメットの着用は義務ではないのですが、子供と従業員のヘルメットの着用は義務付けられています。またカナダでは日本よりも有名スキーヤーの事故死が広く知られています。そのためほとんどの人がヘルメットを着用しています。初めてカナダのスキー場に行った私はその常識を知らず、ヘルメット無しで行ってしまいとても恥ずかしい思いをしてしまったのでもし、皆さんが行く際には必ずヘルメットを着用することを推奨します。
三つ目はリフトがとてつもなく危ない、ということです。日本のリフトは危ないことが起こればすぐ止めてくれるのですが、カナダのリフトは、リフト付近で転ぼうが、リフトから落ちようがお構いなしにそのまま作動し続けることがあります。もし、カナダでスキーやスノーボードに挑戦しようとしている方、本当にヘルメットを着用することをお勧めします。
四つ目は景色がとてもきれいなことです。ダウンタウンを見下ろす形のスキー場のため町の景色を見ることができたり、運が良ければ雲海を見ることができます。絶景を見ながらのスキーはなかなか体験できないと思うのでぜひカナダに来た際にはスキーやスノーボードを楽しんでみてください!
・最後に
私の留学生活は今年の9月末までとなるので今半分を終えたところです。この八か月の間に楽しいこと、悲しいこと、悔しいこと、本当に色々なことを経験しました。その中で今また新たにインターンシップ探しという新しい壁にぶつかり不安でいっぱいになり眠れない夜を過ごすこともあります。しかし、残り半分の留学生活今の不安もいい経験に変えられるように自分の精一杯を尽くし残りの留学生活を頑張っていきたいです。今回のレポートで私の留学生レポートは終わりとなります。二回にわたり見てくださった方ありがとうございました!このレポートが少しでも皆さんの留学へのきっかけ、もしくは留学生活の楽しさ等が伝えられたら幸いです。