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第20回英語スピーチコンテストを開催しました!

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第20回英語スピーチコンテスト 澤井力斗さんが学長賞!

大東文化大学学長杯 第20回英語スピーチコンテストが、11月2日(土)に大東文化会館ホールにて開催された。主催は大東文化大学、運営は英語学科、外国語学会英語部会、および国際交流センターである。

 

開会行事として、主催者側を代表して門脇廣文・学長、岡本信広・国際交流センター所長、鈴木敬了・英語学科主任のスピーチがあった。

門脇学長は、東洋の考え方に西洋の考え方をとりいれて新しい文化を造ってゆくのだという本学の建学の精神に照らしても英語の習得は最も重要なもののひとつであるとし、出場者ひとりひとりに「お守り」として手作りのリボンを配布した。

岡本所長は、 "It is easy to start things, but it is difficult to continue them."(物事を始めるのは易しいが続けるのは難しい)という言葉を引きながら2000年にスタートした英語スピーチコンテストの歴史を振り返った。鈴木主任は "One is never too old to learn."(学問をするに歳をとりすぎているということはない)という恩師のことばに後押しされて研究者の道に入ったという自身のエピソードを紹介した。

 

そしていよいよ出場者によるスピーチの開始である。いずれも英語学科4年の、森下莉帆さん(総合)、露木恵さん(高校の部)、小川晴菜さん(大学の部)の3名がクリアな英語ですすめる司会により、予選を勝ち抜いた高校生10名と大東文化大学生11名が、今年のテーマであるWORDS TO LIVE BY(人生の指針となる言葉)に関連した21通りのスピーチを披露した。

 

出場者は以下の通りである(発表順)。

 

【高校の部】

福田知佳さん(ノートルダム女学院高等学校2年)

松倉紗友里さん(関西大学第一高等学校1年)

石橋舞衣子さん(栄東高等学校1年)

毛谷村英華さん(神戸女学院高等学部2年)

岡部帆乃さん(鎌倉女学院高等学校1年)

峰尾仁日夏さん(横浜商業高等学校2年)

小川美々さん(大阪青凌高等学校1年)

酒谷南帆さん(カリタス女子高等学校1年)

渡邊光祐さん(埼玉県立不動岡高等学校2年)

岡畑良さん(本郷高等学校1年)

 

 

【大学の部】

高橋茉衣子さん(経営学科1年)

伏見依美奈さん(社会学科1年)

阿部勇太郎さん(英語学科1年)

大久保美波さん(英語学科1年)

山口夏子さん(英語学科3年)

佐藤大飛さん(英語学科3年)

小林秀行さん(英語学科3年)

水留永翔さん(英語学科3年)

石毛菜々さん(英語学科3年)

澤井力斗さん(スポーツ科学科4年)

他1名

学長賞 スポーツ科学科 澤井力斗さん 受賞の瞬間

この中で、2部門を通じて最も優れていたスピーカーとして学長賞に輝いたのは大学生の澤井力斗さんである。澤井さんは、How you think is everythingというタイトルで、失敗を恐れて何事にも消極的だった自分がサッカーの本田圭佑選手の「結果にこだわるな、成長にこだわれ」という言葉をきっかけに積極的になり、さまざまなことにチャレンジするようになった自らの成長の過程を振り返り、見事栄冠を手にした。

大学生の部では、最優秀賞が石毛菜々さん (You Only Live Once)、優秀賞が山口夏子さん(“Today” Creates Tomorrow)、優良賞が小林秀行さん(You Only Live Once)、奨励賞が伏見依美奈さん(Never Say Never)に授与された。

 

高校生の部では、最優秀賞が石橋舞衣子さん(My Own Road)、優秀賞が渡邊光祐さん(The Magical Word "Kerekere")、優良賞が福田知佳さん(Be Confident)、奨励賞が小川美々さん(To See the Whole of the Yellow River, To See the Wider World)に授与された。

審査員が結果を討議する合間には、外国語学会英語部会の有志メンバーによる Fantastic Singing Showが披露された。実際の歌に先立って「歌を歌えば英語発音が上達するって本当?--本当です!」と題する講義が英語学科4年の野辺早梨衣さんと荒井静香さんの見事な掛け合いによって行われ、なぜ英語の歌が重要なのかという意義が確認された。つぎにショーのメンバーをスカウトして回る様子のメイキング映像(編集:奥村勇太郎さん)が流された後、3つのチームが、 Let It Go (リーダー:石毛菜々さん)、Perfect (リーダー:北龍輝さん), This is Me(リーダー:森下莉帆さん)を披露し、最後にはメンバー全員でズンズンチャ!と足踏み/手拍子をしながら会場全体を巻き込んでのWe Will Rock Youの大合唱となった。

 

第20回という節目にふさわしい充実した内容のコンテストになったと言えよう。

表彰式に先立って小川エリナ英語学科准教授から講評がなされた。高校生に対するアドバイスはWork on your pronunciation. 大学生に向けての言葉は Practice makes perfect.というものであった。全体に高校生は発音にまだまだ改善の余地があるケースが、逆に大学生はスピーチ時間が短すぎたり長すぎたりというケースがあったためである。

最後は靜哲人・英語学科教授が挨拶し、20年目ということで「成人」に達したこのコンテストは、高校生と大学生がともに学び合いかつ刺激しあえる貴重な場であり、今後も続けてゆくつもりである、と力強く締めくくった。