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日本語学科

留学

日本語学科の長期海外奨学金留学

日本語学科では、日本人学生を対象として、毎年1名を奨学金により英語圏の大学へ派遣しています。

この制度では、大学付属の語学研修機関で研修を行ったり、正規の学部生として現地の学生とともに講義を受講します。受講した科目は所定の手続きを経て、大東文化大学の単位として認められます。留学期間は10カ月から最長1年までで、同期間は大東文化大学での修業年限に算入することができます。

上限1,693,000円の奨学金が支給されます。選考のポイントは学業成績、できる限りレベルの高い語学の資格を取得していることなどです。

大東文化大学との協定校への留学制度

当大学と協定関係にある海外大学へ派遣する、全学部を対象にした奨学金留学にも日本語学科より留学生を輩出してきました。授業料免除などの優遇措置を受け、アメリカやオーストラリアなどの協定校に留学しています。

短期海外留学

画像:短期海外留学

当大学国際交流センターが主催する海外短期語学研修のプログラムでは3週間、オーストラリアのボンド大学などで英語を学んだり、異文化を体験することができます。こちらも大学の正規の単位として認められます。

留学体験記(英語圏)

松岡みなみさんは2004年2月から2005年3月までオーストラリアのグリフィス大学に留学しました。グリフィス大学はクイーンズランド州ブリスベン郊外にあり、学生数28,000人を擁し、その教育方法や研究は国際的に高い評価を受けている大学です。

留学を決意したのは高校3年生の時。当時、カナダへ2週間のホームステイプログラムに参加して全く英語が使えない自分に気づき、大学では必ず1年間留学をしようと決心しました。大学3年間、アメリカの大学へ留学するための準備に取り組み、最終的に奨学金留学が決まったときは本当に嬉しかったです。

3月、オーストラリア、ブリスベン。私の留学生活の始まり。

留学先のグリフィス大学付属の語学学校に通い、スピーキング、ライティング、リスニング、グラマーと毎日勉強しました。留学生の英語力判定試験であるIELTS(アイエルツ)のスコアが思うように伸びず、会話力を伸ばすこと、グラマーの基礎をしっかり身に付けることに重点を移して勉強に励みました。今ではグラマーにはちょっと自信があります。12月にはケンブリッジ・ファースト・サーティフィケートのコースにも入ることができ、検定試験に合格することができました。日本では取得出来ないこの資格は、イギリス英語を使う国ではとても重要視されている、日本で言うTOEIC(R)のような存在です。

学校には中国人、韓国人、スペイン人、ドイツ人など色々な国籍の人たちが集まってきます。コースの終わりにはインターナショナル・パーティーというのがあり、それぞれ自分の国の料理を持ち寄って異文化を楽しむこともできました。私が一番印象に残っているのはタイ人が作ったグリーン・カレー。凄くおいしくて、本人にレシピも教わりました。

滞在ではホームステイとシェアハウスとどちらも体験しました。ホームステイではオーストラリア人の家族と生活することができ、あちらの日常生活を体験することができました。

シェアハウスでは台湾人と香港人と3人で一緒に生活していました。ネイティブ・スピーカーであるオーストラリア人と話すのとは違い、気負いすることなく英語を使えたので会話力も難なく伸ばすことができたと思います。

自分たちでスーパーに買い物にも行き、ホームステイで生活するよりも自分で生活しているという感覚が強く、いい経験になりました。休みの日は仲の良い友達と一緒に買い物へ行き、コーヒー・ショップでお話したりとてもいい思い出です。向こうでよく飲んでいたアイスチョコがとても恋しく、あの甘ったるい味をもう一度味わいたいなと思っています。

留学経験を通して学んだことは、伝えようと思う熱意があれば言葉は拙くても伝えることができるという事。英語はぺらぺらでなくてもオーストラリア人は理解してくれるし、中国人と日本人という、どちらも上手に英語が話せない場合であっても、思いは何となくでも伝わるという事。

これからもたくさんの人と出会って、もっと自分を成長させることができればと思っています。英語にとどまらず中国語にも興味がわき、現在中国語の勉強に励んでいます。