日本語学科の受験をお考えの方は、ぜひ、荒川洋平『日本語という外国語』(講談社現代新書)を読んでみてください。日本語学科で学修する日本語学(音声、語彙、文法など)について、簡単にではありますが、知ることができますし、日本語教育についても触れていますので、日本語学科でどんな学修をするかイメージできます。
学科紹介/Department
日本語学科
カリキュラム・授業・ゼミ紹介
カリキュラム
授業・ゼミ紹介
英語リーディング田口 悦男
toastは朝食に出るトーストではない!? toastには「乾杯」という意味があり、「乾杯」で祝う対象から転じて、「~の間で有名である(人気がある)」などの意味となります。海外のアニメや映画には日常会話やニュースでもよく使われる、大学では中々学ぶことの出来ない面白い表現が満載です。
専門演習(日本語情報処理論)上村 圭介
「数を通して日本語を見る」がテーマです。言語現象を数量的に理解するための考え方や、分析の素材となる電子化テキストの作成について学びます。表計算ソフトや統計ソフトを活用して、実際に文学作品などのデータを分析、言語現象や社会現象を数量的に観察し、分析する力を養います。
語彙・読解1A・1B大塚 貴史
日本語の文字・表記、語彙、意味などを学びます。まず、「A」の授業(前期)では、講義形式でこれら日本語を形作る事項の基礎的知識について学習します。次に、「B」の授業(後期)では、前期に習得した知識を活かして日本語に関する身近なテーマについてグループごとに議論し、日本語の仕組みについて理解を深めます。
専門演習(実験音声学・言語学)福盛 貴弘
言語の基本は話し言葉。人類は文字より先に話し言葉を獲得し、日常生活の圧倒的な情報量を占めるのも話し言葉。雨と飴は意味も音声も違います。これを耳で聞き分け声紋分析をするのが音声学です。共通語や諸方言の音声について考えもしなかったことを学びましょう。
日本語特別演習1AB/2AB(教える・学ぶ)髙野 愛子
留学生・日本人学生の合同グループによる活動を通し、日本語・日本語教育の事例を教え学び合います。日本人学生は留学生の日本語学習の体験から日本語を新たな視点で、留学生は日本人学生の生きた語感から日本語の実際を学べます。また、文章・音声面において日本語を意識化し、分析する力を養います。
日本文化特別演習藏中 しのぶ
講師6名によるオムニバス形式の日本文化体験。前期・舞台芸術論では、ミュージカル創作実演、古典芸能(能・狂言)鑑賞、日本舞踊・長唄・三味線で一曲を仕上げます。後期・古代中世芸術論では、日本美術鑑賞、茶の湯、いけばなのお稽古を通して、仏教思想に支えられた日本人の自然観を考えます。
日本語学科の学び
研究テーマ一覧
- 日本語学
- 言語政策論・日本語情報処理論
- 外国語習得プロセスの研究・英語教育研究
- フィールド言語学・日琉諸語の記述研究
- 日本文学・比較文学
- 実験音声学・言語学
- 日本語学(文法論)
- 日本語教育学
- 日本語教育学・談話分析
- バイリンガリズム・社会言語学