田口悦男教授(外国語学部日本語学科)の最終講義に関してのお知らせです。
日本語学科設立時から本学で教育・研究指導をなさってきた田口先生が、2025年度末で御定年退職されます。
これを受け、田口先生には下記の日程と内容で最終講義を行っていただくことになりました。
皆様、ぜひご参加ください。
題目 研究と教育とささやかな社会貢献と-大東-での32年
日時 2026年1月13日(火)10:55〜12:25(2限)
場所 板橋校舎3号館2階 30210教室
備考 事前申し込み不要
概要
日本語学科創設時からの同僚の先生方のご卒業をお見送りし、気づいてみると私の番となっていました。学生の皆さんをはじめ、周りの方々に支えられて今日にいたりました。皆様に心よりお礼申し上げます。
最終講義にあたり、恩師から学んだ大学教員の3つの仕事である研究、教育、そしてわずかばかりの社会貢献についてお話いたします。
研究では、アメリカ、テキサス州にあるテキサス工科大学のグレタ・ゴーサッチ教授と、20年以上にわたり、外国語による読みについて研究をしてきました。特に、読みの流暢さ(reading fluency)の発達と理解度との関係や黙読における音声モデルの果たす役割について調べてきました。今回の講義では2024年にReading in a Foreign Language誌に掲載された(私にとって最新の)論文から、黙読速度と理解度の関係を取り上げます。また、Language Learningという国際誌に2025年に掲載された論文(私はreviewerとして関わりました)は、音声モデルを使用した読みを取り上げています。それについても少しお話させていただきます。
教育では、私の担当した英語の授業や私のゼミの学生が取り組んだ卒業論文についてお話いたします。私のゼミでは、学生は自由にトピックを決め、その答えを探す過程と結果を、考察を交えて卒業論文にまとめました。卒業論文という、結構忙しく、長い「マラソン」を一緒に走りながら、ゴールを目指しました。途中であれっという驚きあり、うわーっという喜びありの過程を共有して、私自身色々なことを学ばせていただきました。とても楽しかったです!
最後の社会貢献についてですが、ささやかですが、私が日本語学科の主任を務めた時に2度講演会を実施いたしました。そこでは、日本語学科の学生や外国語学部の学生に対して私が抱いた感動がありました!
よろしければ、学生の皆さんをはじめ、皆様に最後のお礼のことばを述べさせていただきたいと思います。ご都合が合いましたらご参加いただければ幸いに存じます。
田口先生からのメッセージ
在学生・すでに卒業された皆様へ: 皆さんのおかげをもちまして無事、退職を迎えることができました。ありがとうございました。もし、私の退職に際し、何かメッセージなどいただける場合には、どうぞ以下の私のメールアドレスまでお寄せください。
田口 悦男: taguchi@ic.daito.ac.jp(こちらのメールアドレスは退職後も使用できますので)
