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【アメリカ】Whatcom Community College

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こんにちは。アメリカ合衆国Washington州BellinghamにあるWhatcom Community Collegeに留学している文学部教育学科3年秋山遥です。私は学部の奨学金留学制度を利用し、2022年春からこちらに留学させていただいています。本レポートでは留学から5ヶ月たった現在の自分の心境などについて書かせていただきます。

 

まず私が今受講している授業についてです。私は春クオーターに無事IntensiveコースのESLAレベル5をパスし、夏はCollege Transition CoursesのESLA 113とアカデミックのeducationとパワーポイントのクラスを受講していました。ESLA 113は週に4回、月、火、水、木の10:00から11:45に対面で行われます。そして、2つのアカデミックのクラスはオンラインで受講していました。夏クオーターは他のクオーターと比べて期間が短いので授業がとても早く進みます。ほとんどのアカデミッククラスはオンラインで行われているので、予習や復習をする時にとても助かります。しかし、オンラインが故なのかアメリカの大学の特性なのかとても課題が多いのでそれを終わらせることに常に追われていました。8月の中旬に夏クオーターが終わり今は約1ヶ月の休み中です。夏クオーターの終わりの1週間に課題に追われてみんなとするはずだった楽しいイベントのほとんどを逃してしまったのが残念です。せっかくの留学で現地の生の授業をまだ体験出来ていないので秋クオーターには対面授業が増えることを期待しています。

 

次に日常生活についてです。私は今まで住んでいたwhatcomが提供している学生寮を出てホストファミリーと住んでいます。本来whatcomはホストファミリーを学生に紹介していましたが、今はそれを一時停止しています。学生寮に住むことが出来ない17歳以下の学生だけ紹介しています。しかし私はどうしてもアメリカの家族文化の中で生活してみたかったので知り合いにホストファミリーを探すのを手伝ってもらい見つけることが出来ました。もともと私が思っていたより学校と寮には日本人が多かったですが、日本人以外の学生の多くは夏クオーターに自分の町に帰ってしまうので夏前までにホストファミリーを見つけられるように探しました。留学の際に気をつけるべきこととしてよく、日本人と関わりすぎないことがあげられます。それは合っていると思いますが、関わることが悪いとは思わない方がいいと私は思いました。恐らく留学に行く人の多くは日本人との関わり方について1度は考えると思います。実際私はそうでした。留学に対してのモチベーションは人それぞれ違うので日本人とも英語で話したい人をいればそうではない人もいます。留学してすぐに日本人と仲良くなると、その後にやっぱり日本人とあまり関わりたくないと思っても、いきなりそのコミュニティーから逸れた行動をすることはなかなか難しいですし、一度仲良くなったらそのコミュニティーで過ごすことが楽しくなって一緒にいたいと思うようになります。だから本当に日本人と少しも関わりたくないと思うなら出だしが大切だと思います。常に日本人と行動して日本語を話すことは効率的な英語習得方法とは言えないかなと思いますが、日本人の友だちがいることは実際とても心強いですし、本当に大変な時には支え合える存在になります。どのように関わるかを考えればいいのではないかという結論に自分の中ではたどり着きました。ホストファミリーを見つけられたこともそうですが、自分の「これがしたい、こうなりたい」に近づくためには、考えるだけではなく行動するしかないと改めて思いました。もし英語を話す機会について悩んでいる人いたら色々なイベントに参加したり自分から聞きに行ったりするといいのかなと思います。

 

英語力に関しては少し早く成長出来ているのかなと思えます。到着してすぐに話した人に、最初に比べると良くなったねと褒めてもらえることがありました。とても嬉しく思いました。しかし、今でも会話が聞き取れないことも沢山あります。仲良くなった人と深い話をしている時に、もっと英語が話せたらな、どうして自分はこんなに出来ないんだろうと1番虚しくなります。最近気が付いたことなのですが、第二言語として英語を勉強している留学生同士だとなぜだか拙い英語でもなんとか言いたいことが伝わる気がします。


留学は日本にいたら経験できないことをできた、出会うはずのなかった人たちに出逢いそれぞれの文化や価値観を共有できます。一方で別れも付き物です。春クオーターの終わりに卒業式がありせっかく仲良くなった人と離れ離れになることがありました。またその人たちと会うことは簡単ではないですがいつか会えることを胸にそれまで頑張ろうと思うようになりました。


今の留学生の中にはコロナで留学が延期になってやっと来れたという人が多くいます。その人たちの話を聞くと私が留学来れたことは簡単なことではないんだと改めて思います。コロナのせいで留学を諦めざるを得なくなった人もいます。私がこの経験をできていることに本当にありがたく思います。アメリカに来てから早いもので5ヶ月が経ちました。まだ時間はありますが、もうすぐ日本に帰国する友だちを見てるいると自分も明日帰らなくてはいけないような感覚になり焦りを感じます。次のクオーターで私はアメリカでの留学が終わります。残された留学生活、いただけた貴重なチャンスで何を得ることができるかを考えながら楽しく生活したいと思います。