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レポート英語圏

【カナダ】ラヴァル大学

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こんにちは。外国語学部英語学科、ヨーロッパ二言語コース英仏系3年の遠藤みなみです。私は、協定校留学制度と奨学金留学制度を併用して、カナダのケベック州ケベックシティにあるラヴァル大学に9月から留学しています。ケベック州は公用語がフランス語で、留学生の多くはフランスから来てる印象を受けました。ケベックは冬に-30〜-40℃にもなるとても寒い土地ですが、とても自然豊かで、道を歩いているとリスやマーモット(Marmot)に出会います。カナダに来てから2ヶ月が経過しました。このレポートでは、2ヶ月経った現在の生活と授業、中間テスト、自分の変化についてご紹介します。


(授業・学習について)
私は週に4つフランス語の授業を受講しています。それに加えて、日本語の授業に週3回チューターとしてお邪魔しています。授業時間は全て1コマ2時間50分(休憩含む)です。大まかに授業の内容を説明すると、火曜日は文法、水曜日はオーラル、木曜日はリスニング、金曜日はライティングです。日本語の授業は、火曜日の初級クラス、水曜日の中級クラス、木曜日の上級クラスに参加させて頂いており、日本語を学ぶ学生に英語やフランス語を使って教えています。これは、フランス語を学ぶ機会としてもとても貴重な時間を過ごさせて頂いてると感じています。
日本で既に学習したフランス語の文法をフランス語で学んでいるため、文法を理解したり、文章を声に出して読むことは周りの学生に比べて容易ですが、話すというコミュニケーションをとる上で一番重要な力が乏しいと感じました。それに対して、周りの学生は文法を理解したり、発音の仕方に苦戦していますが、フランス語ですらすらと話したり多くのボキャブラリーを持っているように感じました。ケベックシティということもあり、ケベコワの発音の仕方や単語が使われているため、新たな発見があって毎授業がとても楽しいです。授業中は、みんな質問があるたびに発言をしているため、自分も周りを気にせず聞きたいことを聞ける環境はとても良いなと思いました。課題は多くて大変ですが、その分、身についてると実感できているので今後も頑張っていきたいと思っています。日本語の授業で出会ったカナダ人の友達と週に1、2回一緒に勉強をしています。SNSも活用して、フランス語と日本語で送り、間違っていたらより正しい言い方をお互いに教えています。そこで学んだフレーズを別の友達と話すときに使うことでアウトプットもしています。

(中間テスト)
10月末には、中間テストが実施されました。私は4つの授業を受けているので、テストは4つありました。筆記だけではなく、コンピューターを使用して問いに合った答えを音声として録音するテストやリスニングテストもありました。中には、辞書の持参が可能なテストもあるので、ケベックに留学する際は仏和辞典を持参することを強くお勧めします。紙が一番良いと思いますが、電子辞書でもテスト中の使用は可能です。(参考までに、私が持参した辞典は「プチ・ロワイヤル 仏和辞典」です)大学のコンピューターを使用するテストがほとんどですが、自分のノートパソコンやiPadで受けるテストもありました。授業でも必須なので、どちらかは必ず持ってくる必要があります。どちらかというとノートパソコンの方が良いと感じました。結果は、まだ出ていませんが、自分の今の結果を受け止め、期末テストに備えたいと思います。
 

(生活・環境・休暇について)
私はトランジットに失敗してしまい、キャリーケースが空港に届いていなかったため、初日は荷物がほとんど何もありませんでした。荷物が届くまではとても不安でしたが、次の日に空港から寮に荷物が届き不安はすぐに解消されました。カナダ初日は雨でとても寒かったのですが、晴れてる日は、日中は暖かく、朝晩は冷え込むという非常に温度差が激しい環境です。寒い日でも外へ出ると半袖の人が多いことや土砂降りの雨が降ったときに傘をさす人がほとんどいないことにカルチャーショックを受けました。今では、気温にも慣れて薄着でも一日過ごせるようになりました。これからもっと寒くなっていくので、寒さに負けないように引き続き健康には気をつけていこうと思います。部屋は一人一つで、私は女子寮を選びました。食生活においては冷蔵庫や鍋、フライパンなどを買い揃え、毎日自炊をしているため、充実しています。冷蔵庫(冷凍庫付き)は寮のエレベーターに張り紙がされていて、寮を出て行く人から買いました。(その人から無料で扇風機ももらいました)レストランでは、チップ制度があり、カード支払いの場合の設定は15%が最低金額になっていますが、自分でそれ以下に設定することができることを現地の友達に教えてもらいました。思っていたよりもチップ制度が緩いことを知って安心しました。しかし、大体のレストランで、どこに座っている人が何の飲み物と料理を頼んだかをメモして把握しており、誰が注文したものか聞かれることなく料理が自分のもとへ運ばれてきたとき、チップを払う価値があるくらいに接客が素晴らしいと感じました。
休暇は、大学のアクティビティが毎週メールで送られてくるので、リンゴ狩りに行ったりカヌーに行ったりバレーボール大会に参加しました。他にも、カナダ人の友達とサイクリングをしたり、映画を見たり、ハイキングをしたり、Old Québec やLévis を観光したりしています。こないだは、カナダと日本のハーフの友達とフランスと日本のハーフの友達と同じ大学から留学に来ている友達と秋田から留学に来てる友達2人とレストランに行ったり、お好み焼きを作ってパーティをしました。とても毎日が充実しています。10月になると、一気に紅葉が見られるようになりました。とっても綺麗ですが、すぐに葉が散ってしまい、10月末には雪が降り始めました。それによって、急激に寒くなりました。ハロウィンの日は、友達と仮装して街に出ました。小さい子どもたちがお店に入ってお菓子をもらっている姿は、まるで御伽話のようでした。日本ではしたことのない経験ができてとても楽しかったです。


(今後の生活)
まだ2ヶ月しか経っていないため、大きな変化はありませんが、日本人の友達と会話するときも英語やフランス語を使用することを試みているので、引き続き頑張りたいと思います。授業や授業の予習復習、課題を一生懸命やることはもちろんですが、現地の学生や他の国から留学で来ている学生と交流する時間を大切にし、積極的に話していこうと思います。
友達は沢山できたので、フランス語でその日にあった出来事など少し踏み込んだ会話ができるように努力したいと思います。次回のレポートでは、成長が報告できるよう引き続き努めて参ります。私のレポートが、留学に興味を持つきっかけや参考になれば幸いです。