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レポート英語圏

【アメリカ】ウェスタンミシガン大学

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こんにちは。8月からアメリカ合衆国のカラマズーにあるウェスタンミシガン大学に留学している外国語学部英語学科3年のサングレイ クリスです。協定校留学制度と奨学金留学制度を併用して、約9カ月間の留学に参加しています。アメリカに住み始めてから2か月経過しました。このレポートでは、アメリカでの生活における様々な面で感じたことを共有したいと思います。

 

【勉強面】

まず、他の留学生とは違い、私は語学留学に通わず、現地の学生のように大学で開講されている様々な授業に参加しています。ウェスタンミシガン大学はリベラルアーツ教育が充実しています。そのため、自分の専攻外の授業を履修することも可能です。秋学期では、自分の専攻を英語(英語史や英語学など)からアフリカ研究に変えました。アフリカ研究から授業2つと専攻外から3つ、合計で授業を5科目履修しています。月曜日から木曜日まで授業があり、現在履修している科目以下の通りです。

・アフリカ/アフリカ系アメリカ人研究入門 ・黒人世界における革命と反乱
・アメリカ史(~1887) ・イギリス文学 ・体育(ラケットスポーツ)

体育の授業を除き、全ての授業は少人数制かつディスカッションを中心に75分で行われます。そのため、限られた時間でペアワーク又はグループワークが多く、授業での積極的な発言が求められます。授業では、教授が一方的に、内容を生徒に説明するのではなく、学生の意見に説明補足を加えたり、その意見に対する更なる深掘りをしたりします。ディベート形式で授業が行われるため、理解するだけでなく、論理的かつ自分なりの意見が求められます。最初の数回は多くの学生の積極的に発言する姿に圧倒されました。

また、予習面では、授業内のグループディスカッションに追い付けるように、教科書の読書をすることが欠かせません。毎日、少なくて20、多い時には50ページ分の読書をしなければなりません。読書に全く慣れていない私は、この習慣を身に付けるのにかなりの時間が必要でした。

このように勉強で苦労していますが、それでもここでの研究を楽しんでいます。特に、アフリカ研究の授業で扱う人種差別、奴隷制度、ブラック・コンシャスネスといった深い内容から得た知識は、すべて新しく、興味深いものばかりです。そのため、毎日授業に出席して、新しい知識を学ぶことがいつもの楽しみです。

 

【生活面・休日】

秋学期の始めは、勉強・私生活に慣れることに精一杯で、スケジュールがタイトになることが多かったです。アメリカの他の州にはまだ旅行していませんが、今後、旅行する予定です。その代わり、週末は友達と遊んだり、キャンパス内で過ごしたりしています。今年オープンしたばかりのStudent Centerでは、自分の興味や趣味に合った人たちと交流できる施設がたくさんあります。毎日、アメリカ人だけでなく、国籍の異なる人たちと出会うことができ、様々な文化に対してよりオープンになりました。休日は、Student Centerのゲームラウンジで時間を過ごすことが多いです。主に、卓球とビリヤードをしています。他にもスイッチやプレステーションでも遊ぶことができます。

 

【留学生活で思ったこと】

アメリカでの留学生活を通して、人に助けを求め、頼ることの大切さを学びました。
講義内でのメモの取り方や論文の書き方に対して悩んでいたため、オフィスアワーを活用して教授に助けを求めに行きました。教授はいつも親切で、私の悩みに真摯に向き合い、論文に対する丁寧なフィードバックや役立つ情報を提供してくれました。これにより、自分の納得する勉強方法を見つけることができたと感じています。
勉強面以外でも、キャンパス外に日用品を買いに行く際、友人に助けられました。大学周辺は交通の便が悪く、どこに行くにも車がなければかなりの時間と労力がかかります。車がない私は、買い出しに行けず困っていましたが、そんな時頼んでもいないのに友人から車で行きたいところはないかと誘ってくれました。初めは誰かに助けを求めることをためらっていましたが、これらの経験を通して、人に悩みを打ち明けたり質問したりするなど、頼ることで解決に繋がることを学びました。以上で私の留学生活について語りました。語りたいことがまだたくさんあります。残こされた7カ月の留学生活も有意義な時間が過ごせるよう精進していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。本稿がこれから留学を考えている学生の良い情報となれば嬉しいです。