Bonjour à tous! 初めまして。2026年1月よりフランスのリヨン・カトリック大学に留学している外国語学部英語学科(英仏)3年の太田佳穂と申します。留学期間は1年間で2027年1月に帰国予定です。留学期間中に3回のレポートの提出があり、本レポートはその1回目です。最後までご覧いただけますと幸いです。
◾️目次
①学校について
②寮について
③携帯
④公共交通機関について
⑤ホームシックについて
⑥入寮について
⑦リヨンについて
①学校について
現在私はフランスに到着して3ヶ月と少しが経過しました。学校はリヨン・カトリック大学(UCLy)に付属する語学学校(ILCF)に通っています。大学と語学学校は同じキャンパス内にあるのでフランス人の友達を作ることもできます。クラスは1クラス20人程度で、A1~C2のレベル別に振り分けられます。渡航前の冬休み中に日本でオンライン試験を受けました。その結果に基づき、クラス分けが行われました。授業は水曜日・土曜日・日曜日を除く4日で1日4時間です。午前クラス(8時-12時)と午後クラス(13時-17時)に分かれています。私は午前のクラスなのでお昼以降は自由に時間を使えます。クラスはとても多国籍で様々な国の友達を作ることができます。私のクラスはスペイン語話者が多い印象です。実は授業が始まってすぐ、クラス変更をしました。初めのクラスにはかなりフランス語を話せる人が多く、ついていける自信がなかったため、クラスを 1つ下げました。今は安心して授業を受けられています。休み時間には英語やフランス語で会話をしていますが、たまに韓国語やスペイン語を友達に教えてもらうこともあり、多言語環境の中で学ぶことの面白さを実感しています。
②寮について
私は大学の寮ではなく、CROUSというフランスの公的機関が運営する学生寮に住んでいます。(日本でいう生協の規模がさらに大きくなったような団体です。) 学校まではバスで10分、徒歩で20分ほどの距離で、志木から高坂に通っていた私からするととても近く、気に入っています。日本とは違う景色を見ながら歩くのがとても楽しく、徒歩で登校しています。ただし、帰りは登り坂が多いのでバスを利用しています。寮の周辺にはスーパーが3件ほどあり、寮の隣には美味しいパン屋さんもあります。また、リヨン旧市街も歩いて15分ほどで行くことができ、散歩をするのもとても楽しいです。
③携帯電話について
国際交流センターの方に、1年滞在するなら、フランスの電話番号も持っていた方がいいと教えていただいたので、Freeという通信会社のSIMカードを利用しています。FreeとOrange がフランスでは主要な通信会社で広く利用されています。店舗に行くと自動販売機があり、簡単に購入することができました。1番安いプランでも、110㎇月額8.99€(約1400円)で、EU圏内なら追加料金なしで利用できるのも魅力的です。
④公共交通機関について
リヨンの公共交通機関はTCLという会社が運営しています。18歳-25歳は月25€
(約4600円)でバス、メトロ、トラム、ケーブルカーどれでも乗り放題です。最初にPASMOのようなカードを作るときには証明写真が必要となるので、留学される方は日本から持参しておくとスムーズです。(ちなみに学割を使わないと1回2.10€(約390円)かかります。クレジットカードの利用もできます。) 乗車したら、ドア付近に設置されている機械にカードをかざすことで支払いができます。降りるときはそのまま降りて大丈夫です。
⑤ホームシックについて
私は大学入学を機にひとり暮らしをスタートしました。本格的に生活に慣れたのが1年生の後期に入ってからだったため、ホームシックに耐えられるかとても不安でした。実際には3週間程でなんとなく生活や環境に慣れることができました。家族や友達が恋しかったのは到着してから1週間でした。渡航直後の1週間は入寮できず、ホテルとゲストハウスに滞在していました。普通のホテルに泊まろうとすると、リヨンでも1泊1万円以上してしまったため、大学の住居部門に相談しました。その結果、学生向けの比較的低価格で安全に過ごせる宿泊施設を紹介していただくことができ、大変助かりました。
⑥入寮について
入寮直前が土日と重なっていたことやシステムトラブルの影響で、手続きがうまく進まず、契約開始日に入寮できない状況になりました。入寮日と授業開始日が重なっており、その日に絶対に入寮を完了させる必要があったため、授業が始まるまでの数時間で直接寮に行って事務の人に交渉をしました。もちろん手続きが完了していないため、本来であれば入寮できませんが、寮事務の方に状況を説明し、最終的には柔軟に対応してもらい、入寮することができました。事務の方が話すフランス語を一度で理解できなかったり、言いたいことを上手く伝えられなかったりして、事務の方に大きな溜息をつかれたこともありました。フランス語の洗礼を浴びたのは間違いなくこの日です。3ヶ月経った今でもこの経験が一番大変だったと感じています。しかし現在は、顔と名前も覚えていただき、簡単な会話を交わせるようになりました。いつも笑顔で話しかけてもらえます。この出来事を通して、自ら行動し、状況を説明することの大切さを学びました。
⑦リヨンについて
リヨンはパリから約466km離れていますが、パリに次ぐ第2の都市と言われています。そのため、交通網はもちろん商業施設もかなり充実しています。大型ショッピングモールもあり、生活するにはパリほど都会すぎず、かといって田舎というわけでもないので、とても便利な街です。インターネット上では「フランス人は冷たい」「差別が多い」などマイナスな内容を目にすることもあるかもしれませんが、3ヶ月過ごした中でそのように感じたことは一度もありません。困ったことがあればすぐに助けてくださり、「どこから来たの?」と気さくに話しかけてもらえます。「日本だよ」と話すと「日本人なの?!ようこそリヨンへ!」と笑顔で歓迎してくれました。そしてなぜかお店で驚くほど頻繁にフランス人から話しかけられます。「これとこれ、どっちがいいかな?」「この2つの違いは何?」「○○という商品はどこ?」と、まるで店員さんに聞くような感覚です。1番大変だったのは携帯の充電関係について詳しく聞かれたときです。日本語でも説明が難しい内容で本当に困ってしまいました。「フランス語を始めたばかりで……」と言いかけても、「大丈夫、ゆっくり話してくれたらいいよ!」と食い気味で返されてしまい、結局ChatGPTを駆使してなんとか説明をしました。最終的に「いい買い物ができたよ」と笑顔でお店を出て行かれたので良かったですが、リヨンの人たちの「外国人かどうかを気にせずコミュニケーションを取ろうとする姿勢」には驚かされると同時に、私がここにいることを受け入れられているのだと感じ、嬉しく思います。
留学生活はまだ続きますが、この3ヶ月で得た「自ら行動する大切さ」と、現地での温かい出会いを糧に、これからも一日一日を大切に過ごしていきたいです。私の体験記が、これから留学を志す皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。


