アジア地域研究科

オンライン公開セミナー「在日南アジア系住民との共生を考える」開催のお知らせ

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日時

7月30日(土)14:00-16:00

会場

オンライン(Zoom)

報告者

井上貴子(大東文化大学 国際関係学部 国際文化学科教授)

東京在住ニューカマーインド人のコミュニティ形成 ―「共棲」の視点から考える親密圏の活動―
The Construction of Community by Newcomer Indian Residents in Tokyo: Examining the Practices of the Intimate Sphere through the ‘Cohabitation’ Perspective

21世紀に入ってから急増している東京在住のニューカマーインド人は、この20年ほどの間に、いかにして自らの「居場所」を確保し、コミュニティを形成してきたのか。特に南インド諸州の出身者の婚活から結婚・家族形成、子供の教育、さらには州別の協会が主催する文化イベントの実情といった親密圏の活動を主な分析の対象とし、同質性の高い日本社会に形成された彼らの居住空間に着目し、「共棲Cohabitation」の視点から考えてみたい。

工藤正子(立教大学 観光学部 交流文化学科教授)

多文化日本におけるムスリムとしてのアイデンティティ形成 ―パキスタンと日本の国際結婚の親をもつ若者たちの事例から―
Forging identities as Muslims in multi-cultural Japan: The case of Japanese-Pakistani youth

1990年代以降の日本では外国人居住者だけでなく、複数のルーツをもつ子どもたちの増加が顕著となり、現在その多くが20代を迎えている。本報告では、パキスタン人の父と日本人の母をもつムスリムの若者たちへのインタヴュー調査をもとに、彼ら彼女らが多文化化する日本でどのようなアイデンティティを形成し、そのプロセスに宗教やジェンダー、世代などの差異がいかに交差しているのかを考察する。これら若者たちの語りをとおして、日本の多文化社会の複雑な諸相とその課題について考察したい。

参加方法

参加ご希望の方は、以下のフォームに必要事項を記入の上、7月28日(木)までに送信してください。

主催

大東文化大学大学院アジア地域研究科

東京外国語大学南アジア研究センター