Graduate school

経営学研究科

委員長からのごあいさつ

マネジメントの命題について学際的に学べる環境で専門知識を涵養する
経営学研究科委員長髙沢 修一TAKASAWA Shuuichi

経営学研究科は、経営学を専門的に研究する環境にあります。周知のことですが、経営学には、相反する命題が存在します。例えば、アルフレッド・デュポン・チャンドラー は、「組織は戦略に従う」と提唱しましたが、逆に、イゴール・アンゾフは、「戦略は組織に従う」と提唱しています。経営学研究科は、このような相反する命題について取り組み学際的に研究することでマネジメント力を涵養する場です。しかし、現代マネジメントは、チャンドラーやアンゾフの頃と比べると企業を取り巻く外部環境も大きく変化しているため、経営学研究科では、広く学際的な視野を養うため経営学の知識だけでなく商学・マーケティング、知識・情報マネジメント、会計学・税法学の専門知識も学べるように講義科目を設け、学外から専門家を招聘してシンポジウムも開催しています。また、『後漢書』李膺伝には、「膺は声明をもって自らを高しとす。士有り、その容接を被る者は、名付けて登龍門となす」という故事がありますが、経営学研究科は経営学を学ぶ者の登龍門になることを目指しています。