Graduate school

スポーツ・健康科学研究科

学位論文の評価基準

スポーツ・健康科学研究科 学位論文審査基準

審査概要

スポーツ・健康研究科では、学位論文の審査および最終試験または学力の確認を行うことを目的として学位授与のための審査委員会を設置します。
審査委員会は、学位請求論文に対して主査1名、副査2名から構成されます。なお、評価の公平性を遵守するために指導教員が主査に選出されることはありません。また、2名の副査のうち1名は、学位請求論文を提出した領域以外から選出されます。
審査委員会は、修了予定者を対象に論文構想発表会および学位論文発表審査会を開催します。これらはすべて一般公開で行われます。

審査方法

a.学位論文構想発表会(2年次5月中旬):

大学院所属教員全員が研究レベル、研究の独創性、方法論などについて総合的に論文構想を評価し、審査委員会に報告します。

b.学位論文発表審査委員会(2年次1月末):

大学院所属教員全員参加の中で行いますが、最終的な口頭発表の審査は主査1名、副査2名の審査委員会が行います。スライドの作成能力、発表内容、質疑応答などの口頭発表能力を総合的にS(秀)、A(優)、B(良)、C(可)、D(不可)の基準で評価し、学位論文審査に反映します。

c.学位論文審査:

主査1名、副査2名の審査委員会が、次のような観点から評価します。

  1. 研究テーマが論文内容を反映しているか。
  2. 先行研究の整理と問題設定は適切になされているか。
  3. 章立てを含めた論述の流れは適切か。
  4. 研究方法の選択・実行は適切になされているか。
  5. 倫理面での問題はないか。
  6. 図表の処理・表示も含めて論述が的確かつ分量が適切か。
  7. 仮説に対する証明は的確・適切になされているか。
  8. 出てきた結果すべてに対する考察は合理的かどうか。

その他、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度な専門的業務に従事するために必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を有すると認められるかどうかを総合的に審査し、優(80点以上)、良(70点以上)、可(60点以上)、不可(59点以下)で評価します。

d.判定会議(3月初旬):

最終的に研究科委員会を開催し、審査委員会が審査結果を報告し、学位授与についての合(P:PASS)否(N:NOTPASS)を判定します。