研究科・コース紹介/Graduate school
文学研究科
専攻概要
日本文学専攻
博士課程 前期課程
上代・中古・中世・近世・近代・日本語の各分野にわたる文学・テクスト研究を行います。関連講義科目として、中国文学・中国哲学・文化史・比較文学・日本社会史を置き、言葉・人間・世界(社会)の相関を根本から問いつつ、幅広い知識、高度な思索力、豊かな表現力を培い、個々のテーマに即した研究が充実した修士論文に結実するよう、研究、指導を重ねていきます。修了後は、後期課程へ進学し研究者を目指す、専修免許を取得し教員になるなど、専門性を生かした道が開かれています。
博士課程 後期課程
前期課程における研究をさらに深め、進展させ、より専門的で高度な研究によって社会に貢献できる研究者の育成を目指します。具体的には、学位取得を目指し、学界でも通用する緻密で斬新な論文作成に取り組むことを目標におきます。本研究科からは、これまで多くの学位取得者(課程博士・論文博士)が誕生しており、現在、大学や研究機関において、教員・研究者として活躍している者も少なくありません。その中には各国からの留学生も多数含まれており、グローバルな現在の世界状況を反映しているといえましょう。
中国学専攻
博士課程 前期課程
本課程は1964年(昭和39年)に開設されました。1923年(大正12年)に漢学の振興を目的として本学が創設されて以来、多くの教育者と研究者を輩出し、斯学の発展に寄与してきた輝かしい歴史を引き継いでいます。ここではその伝統を踏まえて、中国の文化をより専門的に勉学することにより、中国文化に関する専門的知識の習得を目指します。
哲学・文学・史学の三分野にわたって、古代から近世に到る時代を対象に、個別的、あるいは学際的な方法で勉学します。さらに必要に応じて、他研究科のカリキュラムを履修することによって、より広汎な分野を、総合的・学際的に勉学することも可能です。
博士課程 後期課程
本課程は1967年(昭和42年)に、博士課程前期課程の上に開設されました。ここでは前期課程の勉学を踏まえ、中国の文化を専門的に研究することにより、専門的職業人や研究者になることを目指します。哲学・文学・史学の三分野にわたって、古代から近世に到る時代を対象に、個別的、あるいは学際的な方法で、研究を行います。必要に応じて、他研究科のカリキュラムも履修することによって、より広汎な分野を、総合的・学際的に研究することも可能です。博士の学位取得を目標にした高度の研究に耐えられる広汎な学識と、強靱な精神の持ち主を歓迎します。
英文学専攻
修士課程
英文学専攻は、長い歴史と伝統を持つ英国の文学と文化、および今日に至る二世紀間で斬新な精神文化を築いた米国の文学と文化を学習し、研究します。また、英米文学にとどまらず西洋の文学、文化、言語、思想などを習得することで豊かな人間性と判断力と創造性に富む人材を生むことを目標としています。そして、現在求められている国際化、外国留学等に効果的に対応して英米語の運用能力の強化と共に、英語教育をめざす人材の育成に努めています。映像文化、聴覚文化を加えた言語文化のさらなる創造の発芽をうながすことを目指しています。
書道学専攻
博士課程 前期課程
書道学専攻修士課程は、2000年(平成12年)開設の文学部書道学科を基盤として2003年(平成15年)に開設されました。さらに2005年(平成17年)、博士課程後期課程が設置されるにともない、書道学専攻博士課程前期課程と改称されました。日本初の「書道学」の大学院としても注目されている本課程は、漢字文化・仮名文化に立脚した書の本質をグローバルな視野から解明し考究する「書道学」の理念に基づき、高度職業人の養成、高い見識をもった研究者・教育者・書作家の育成、国際交流の推進など、学内外の強い要望に応えるべく、第一線の教授陣によって充実したカリキュラムによる教育が行われています。大東書道の伝統を背景に、わが国での書学・書道におけるリーダー的人材の育成を期しています。
博士課程 後期課程
本課程は2005年(平成17年)、書道学専攻博士課程前期課程の上に開設されました。前期課程で習得した専門的知識をさらに発展させ、中国書学、日本書学、書跡文化財学の中から一専攻を選び、研究分野別にさらに研究を深化させ、高度職業人の養成、研究者、書作家、教育者など一段と高い見識を備えた指導者の育成を期しています。また、現存する書跡文化財を実際に調査研究する方法を習得することにも重点を置き、単なる机上だけでの研究に終始することなく、文献資料の取り扱いとともに、フィールドワークによる研究成果も積極的に取り入れながら書道学の本質を究めるべく、個別的、学際的に充実した研究を目指します。
教育学専攻
修士課程
本専攻は、2つの目的をもって設置されました。それは、(1)教育の現実や実際に深い理解を有する教育学研究者の養成、(2)高度な知識や技能をもった教育者の養成、です。(2)に関しては、学部を卒業して進学してくる者を新規の教員として養成するほか、現職教員を受け入れて、その研究・教育力量をレベルアップする再教育・再研修の場としても機能します。
本専攻は、研究と実践とを様々なかたちで架け橋したカリキュラムにより、今日の日本の教育界が求めるすぐれた研究者と教員を輩出します。