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レポート中国語圏

【台湾】輔仁大学

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こんにちは。2月22日から台湾にある天主教輔仁大学に留学している、外国語学部中国語学科2年の青山芽美です。現在四月の下旬で、丁度台湾に来てから二か月が経ちました。私は幼い頃に中国文化に興味を持ち、大学受験を機に中国語を学びたいと思うようになり、大東文化大学中国語学科に入りました。そして外国語を学ぶには現地で学ぶのが一番だと思っていたので、留学を決意しました。なので、一年生の9月に留学試験を受けて、次年度の2月から留学することができました。一年生で行く人はほとんどいなく、そのことに加え、中国語がほぼわからない状態で行ったのでとても不安だったのですが、輔仁大学は留学生が多く、日本人もいるので安心しました。そしてこの学校にはバディー制度があるので、わからないことがあればバディーに聞くようにと輔仁大学側から言われます。バディーはとても大切な友達になり、留学前の日本にいるときから連絡が取れるので、最初から留学先に現地の友達がいることはとても心強いと思います。

履修や授業についてです。
まず、留学のプログラムの都合上、語学センターではなく大学の学科に在籍します。私は、留学前に輔仁大学の中国語学科にはいるか、日本語学科に入るかの選択肢がありました。私の前に輔仁大学に留学されていた中国語学科の先輩が輔仁大学の日本語学科に在籍していて、履修は何を取れば単位変換できるという例があり、情報などがたくさんあったため、日本語学科に在籍することにしました。輔仁大学に入学してから知ったのですが、日本人の中国語を学びに来た留学生はほぼみんな、日本語学科に在籍するようです。そして、語学センターではなく日本語学科に在籍するため、自分で履修を組まなくてはなりません。履修の仕方は、最初に大まかに取りたい履修を決めておいてから各授業の初回に出席し、先生からのサインをもらって日本語学科のオフィスにサインをもらった書類を提出する形です。留学生は年齢や学年は関係なく、日本語学科の四年生として在籍するので、一年生から四年生まで、そして台湾の先生との交渉次第で、大学院の授業も取れます。でも、日本人だと簡単すぎて断られる授業もあるそうです。日本語学科の授業以外も履修することは可能ですが、中国語学科の授業や英語学科の授業は中国語や英語を専門的に学ぶのでとても難しいと聞きました。なので、私は前の輔仁大学に留学されていた先輩の履修の例を元に日本語学科の授業だけで履修を組みました。輔仁大学の授業はとてもグループワークが日本と比べると多く、とても緊張しました。最初はグループワークが嫌であまりグループワークがある授業はあまりとらないようにしていたのですが、台湾の学生は本当にみんな優しく、そして色々話しかけてくれてグループワークのおかげで台湾の友達が増えました。グループワークの授業で話し合ったり、協力して何かを作り上げたり、討論したりするのがとても楽しくなりました。なので、後期はグループワークがある授業をたくさんと取りたいと思います。あと、PPTを使ってプレゼンテーションをすることがとても多いです。私は日本の大学でそのような機会が一切なかったため、苦労しています。台湾の学生はPPTを使いプレゼンテーションをすることが多いらしく、みんなとても上手です。なので、とても丁寧に教えてくれて、苦手だったPPTを使ったプレゼンテーションをするのが楽しくなってきました。

 

この写真は「台日新聞専題」という授業風景です。この授業はグループワークの授業で、台湾人の学生のグループに一人の日本人の留学生が加わるという形です。そして日本のニュースを見て、聞こえた日本語の単語を書き出して、日本人が教えてあげたり、同じグループの台湾人の子に逆に中国語ではこのような表現を使うよと教えてもらったりで楽しいです。

 

食事についてです。
こちらの物価は日本より安く、今は大体10元が40円くらいです。でも最初は台湾のお金の感覚になかなか慣れずに使いすぎてしまうので、気を付けたほうがいいと思います。安いところは安いのですが、日本で見かけるお菓子や食事は高いイメージがあります。ただ、最初の台湾に来たばかりの時は日本のお店を見つけると安心します。

 

この写真は「輔園」という食堂のランチです。とても安いです。大学の周りにもたくさん食事ができるところがあり、輔仁大学の学生証を見せれば安くなるところもあります。

台湾のケーキです。他大学から来ている日本人の友達と食べました。

台湾にはとてもドリンクスタンドが多く、よく見かけます。大学の周りにあるドリンクスタンドは同じお店でも安く売っています。この写真の「一芳」はとても有名で人気のお店です。輔仁大学の近くに最近出来たばかりでの店舗で、丁度ちびまる子ちゃんとのコラボがやっていたので、飲みに行きました。

 

 

交通についてです。
台湾の電車賃はとても日本に比べると安く、台湾は路線が少ないので、東京都の路線と比べると乗り換えがとても簡単です。なので、そこの心配は無用だと思います。そして、電車やバスなどに乗るときは「EASYCARD」というものを使います。日本のスイカやパスモと同じ感覚で、コンビニなどの支払いもできます。留学生は寮に住むのですが、その寮に入るときもこの「EASYCARD」を使います。なので、台湾についたらまず「EASYCARD」を買った方がいいと思います。その他に、自転車も「EASYCARD」を使って、借りて乗ることができます。台湾には自転車が町中にたくさん置いてあり、とても便利です。

 

 

寮についてです。
留学生は基本寮に入ります。寮では四人部屋で生活し、基本的に同じ国の人同士でまとめられ、なぜなら、外国人との文化の違いなどからくるトラブルを少しでも減らそうという理由からだそうです。しかし、人数の問題で外国人と同じ部屋になることも結構あるそうです。私は日本人が四人の部屋になりました。留学に来たのだから外国人の文化も知りたい、話したい、だから外国人と同じ部屋がいいと思っていたのですが、やはり、部屋に戻ったら日本人がいるという環境はとても安心します。私の四人部屋は、半期前からいる二人が元々いたので、後から私ともう一人の日本人が加わるという形でした。台湾の大学は九月からが新学期で、私は二月から来たので、学期の途中で後期から輔仁大学に在籍するということになります。大学によって留学に来ることができる月は違うと思うので、みんなバラバラです。なので、寮には半学期前から日本人の先輩方がいるので色々教えてくれたり、助けてくれたりするので、とても安心します。

 

ここが女子専用の寮です。大学内の敷地はとても広くて、大学内に車が走っていることが多いです。男子寮は少し離れたところにあります。他にも寮はありますが、基本的に女の子の留学生はこの寮だと思いますが、寮には先生も台湾の学生も住んでいます。寮は自分の登録した「EASYCARD」を機械にかざして、認証されたら入れます。なので、セキュリティ対策はしてある寮で安心です。ただ門限は特にありません。寮の中には談話室や自習室、ジムもあります。トイレや洗濯機、乾燥機もあり、すべてみんなで使うものです。洗濯機と乾燥機はお金がかかります。洗濯機は一回20元(大体80円)で、乾燥機は10元で40分使えて、10元ずつ足していくと、40分ずつ足されていくという形です。あと、ちょっとしたサイクリングの機械は少ないですが無料で使えますが、ジムはお金がかかります。寮では火を使ってはいけないため、料理などの自炊は禁止ですが、寮の下にはコンビニと食堂があり、とても便利です。

大学の出入り口の写真です。人が入るところより、車やバイクが入るところの方がメインとなっています。大学の出入り口から大学の最寄り駅である「輔大站」まで道が繋がっていて迷わずに楽に行くことができて、とても便利です。

 

最後に生活などについてです。

 

この写真は「雙連朝市」の風景です。新鮮な果物や服などが売ってあります。

台湾はとてもパンがおいしいです。パン屋も多く、この写真のお店はとても有名で、「吳寶春麥方店」という2010年に開催された「第1回マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」のパン部門で、他国の選手を圧倒し、堂々のグランプリを獲得した世界一のパン職人である呉宝春さんのお店です。

この写真は大学の近くにあるカフェのランチの写真です。テスト期間になるとカフェなどで勉強する人が多くなります。

この写真は「淡水魚人碼頭」の風景です。丁度夕暮れ時の時間帯に行けたので、とても綺麗な写真が撮れました。

台湾にはいたるところに犬が歩いており、コンビニの店内に犬がいるという光景は当たり前です。日本では犬を見かけたら保健所に連れていかれて殺処分されてしまいますが、台湾ではそのようなことはありません。