こんにちは、経営学部経営学科のSです。私は、協定校留学制度を利用して、2025年2月から7月まで中国の北京外国語大学に留学しました。約半年間の留学生活を終え、今振り返ってみると、語学力の向上だけでなく、異文化理解や自己成長にもつながる貴重な経験が多くあったと実感しています。
<学習面>
授業内容は「読解・作文」「口語(スピーキング)」「語彙」「漢字の成り立ち」などで構成されており、それぞれが週に数回ありました。中でも印象的だったのは、数人のグループに分かれて模擬授業を行うという課題でした。自分たちでテーマを選び、パワーポイントで資料を作成し、実際に先生役として授業をするというもので、友人たちと意見を出し合いながら準備を進める時間はとても楽しかったし、語彙力や説明力、チームワークの大切さを実感する良い機会になりました。
また、期末試験では、与えられた題について自由に作文をするというものがあって、作文が少し苦手な私は、これまでの学びを確認しながら勉強に取り組み、対策をしました。すべての試験が終わったときには、大きな達成感がありました。
<生活面>
学習の合間には、クラスメイトや友人たちと観光に出かけることもありました。特に印象に残っているのは、北京動物園でパンダを見たときのことです。テレビや写真でしか見たことがなかったパンダを目の前で見て、その愛らしい動きに心が癒されました。また、北京の有名な夜景スポットにも足を運び、美しくライトアップされた建物や街並みを眺めながら、留学中の出来事を振り返る時間も持てたと感じます。
期末試験が終わった後には、もうすぐ別れを迎えるクラスメイトたちと一緒に食事をしました。全員でテーブルを囲み、これまでの思い出やお互いへの感謝の気持ちを語り合いました。この時間は、単なる語学学習以上のものを得られた証として、私の中に深く残っています。
<終わりに>
今回の留学では、言葉や文化の壁を乗り越えて、自分から積極的に行動することの大切さを学びました。また、異なる価値観を持つ人々と共に過ごす中で、多角的な視点や柔軟な考え方を身につけることができたと思います。
今後は、ここで得た語学力や異文化理解の経験をさらに深め、中国語の学習を継続しながら、将来的には国際的な仕事にも関われるよう努力していきたいです。半年という限られた期間ではあったが、その中で得た経験と人との出会いは、これからの人生においてかけがえのない財産であると感じます。