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レポート中国語圏

【台湾】東呉大学

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こんにちは。外国語学部中国語学科3年の関凛佳です。国際交流センター主催の協定校留学制度で、2月の初めから台北市にある東呉大学に交換留学に来ています。
台湾に来てからもうすぐ二ヶ月が経ちますが、初めの頃と比べて、生活面、学習面ともにやっと余裕が出てきたように感じています。
これまでの台湾での生活や、学校についてご紹介します。

 

〈学校について〉
2月10日がオリエンテーションと入寮日で、2月13日から授業が始まりました。自分の興味がある講義を最初の1、2回受講し、そこで履修を決めるという形です。留学生向けの授業だけでなく、本科の授業も受けられますが、単位を取るのが難しいと感じた場合は、担当の先生に直接頼んで聴講することも可能です。
授業は英語開講の講義を除き、勿論全て中国語で行われています。学期が始まったばかりの頃は、授業の進行について行くのがやっとで、自分の語学力不足を実感しました。今では少しずつですが聞き取れる内容も増えてきて、復習もしやすくなりました。
日本語学科の学生と交流を持つ機会が頻繁にあり、東呉大学は日本語学科が有名なだけあって、1・2年生でも皆とても達者な日本語を話します。自分の母国語を教え合ったりなど、彼らとの言語交換はとても有意義で、学習のモチベーションにもつながっています。
東呉大学は留学生本科生を問わず沢山の日本人が在籍していて、前述の通り日本語を使える人が多く、日本人の先生もいるので、その分困った時の不安は少ないですが、日本語だけでも問題なく生活できてしまうので中国語しか通じない環境に身を置いて勉強したいという人にはあまり向かないかと思います。

 

〈生活について〉
私は今学校の敷地内にある5人部屋の寮に住んでいます。家賃は半期で12400元ととても安いです。設備は古いですがそれなりに清潔なので、集団生活にさえ慣れてしまえば普通に過ごせると思います。ただ、キッチンがとても狭く火を使うのにお金がいることと、洗濯機と乾燥機が各フロアに二つずつしかないのは少し不便に感じます。
校内はカフェテリアをはじめ食べ物屋がかなり充実していて、24時間営業のコンビニもあり、自炊や外出をしなくても食事に困ることはほぼ無いです。
外出の時は、最寄である士林駅周辺へ行くことが多いです。学校からバスが出ていますが私はよく自転車を使って駅まで行きます。市内はYouBikeというシェアサイクルサービスのステーションがそこかしこにあって、いつでも手軽に自転車に乗れます。
台湾は交通費が日本と比べてとても安く、加えて学生証についている悠遊卡を使えば、学生料金で公共交通機関を利用できます。

初めの頃は不安でしたが、気候が温暖なこともあって思った程の負担はなく台湾での生活に慣れることができました。街中は日本企業のチェーン店や日本製品が沢山あるので日本人にとってはとても暮らしやすい場所だと感じました。