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レポート中国語圏

【中国】北京外国語大学

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こんにちは。外国語学部中国語学科3年のMです。私は今年の2月から、ダブルディグリープログラムを利用して、北京外国語大学に留学しています。ダブルディグリー留学では、3、4年生の2年間留学することで、大東文化大学と留学先大学の2つの学位を取得することができます。かなり長期間の留学にはなりますが、自分の行動次第では、その長さに見合った経験を積むことができます。ここでは、春学期に私が経験したことを、時系列でご紹介したいと思います。これから留学される方の参考になれば幸いです。

【2月】
渡航後1週間は、望郷の念にかられる暇もありません。入学手続きに入寮手続き、スマホの契約や口座開設、居留許可の申請など、煩雑な事務手続きに忙殺されます。この期間はWi-Fiもスマホ決済も使えないので、私はかなり生活に不便を感じました。困ったときは先生や周囲の学生に相談すると、とても丁寧に対応してくれます。学内では積極的に助けを求めましょう。
授業が始まると、様々な国から来た留学生と関わることができます。語学力の向上や、異文化理解を深めるためだけでなく、留学情報を共有してもらうためにも、彼らと交友関係を持っておくことは重要です。常に最新の情報にアンテナを張って、重要な通知を見逃さないようにしましょう。

【3月】
北京外大の1限は朝8時から始まります。また、学食は夜7時にはメニューがほとんどなくなってしまいます。こうした環境に順応するために、早いうちから早寝早起きを習慣付けると良いでしょう。3月の北京はまだ肌寒いですが、室内はセントラルヒーティングによって温められているので、朝でも快適に過ごすことができます。
この時期に私は、日本語学部のバドミントンサークルに加入し、週一回バドミントンをするようになりました。濃い味付けが多い中華料理を食べるなら、日常的な運動は欠かせません!

【4月】
4月中旬には中間試験があります。試験前になると、多くの学生が空き教室で自習をしており、試験に対するモチベーションの高さを感じます。試験では、筆記問題のほかにも、映像を見て答える問題や、その場で解答を録音するスピーキング問題もあり、試験形式は多岐にわたります。試験後の授業では、先生からフィードバックがあるので、自分の問題点を明らかにし、6月の期末試験に備えましょう。
【5月】
このあたりから、早くも気温が30度を超えてきます。北京は日本のように蒸し暑いことはないですが、とにかく日差しが強いので、外出時には日焼け止めが必須です。
この月に私は、多くの観光地に足を運びました。特に、世界遺産である頤和園では、写真で見たよりも壮大な風景に心を打たれました。留学する上ではもちろん勉強が第一ではありますが、校外へ出て異国の文化に触れ、日本ではできない経験をすることもまた、留学の醍醐味であると感じます。

【6月】
6月中旬になると期末試験が始まります。必修、選択全ての科目で試験やレポートが課され、今学期の最終的な成績が決定します。基本的な試験形式は中間と変わりませんが、難易度が少し上がっており、入念な試験対策が必須です。試験が終わり次第、順次夏季休暇に入っていきます。
期末試験期間中には、大学を挙げての一大イベントである、文化祭が開催されます。各言語を専攻する学生やその地域の留学生がそれぞれブースを開き、食べ物を販売したり、文化体験コーナーを開いたりします。合計100近いブースが出店され、外国語大学らしいグローバルな雰囲気を感じることができます。

いかがでしたでしょうか。留学生活の楽しさが少しでも伝わっていれば嬉しいです。
言語を学ぶことは、文化を学ぶことです。ぜひ中国語学科のダブルディグリープログラムを利用して、中国の文化を肌で感じてみませんか。