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レポート中国語圏

【中国】中国美術学院

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こんにちは。文学部書道学科3年の高橋佑佳です。私今年の2月から交換留学生として1年間、杭州にある「中国美術学院」の书法与篆刻クラスに所属することになりました。中国美術学院では特に、書道と中国画がトップクラスであり、著名人を多く輩出しています。また、大学が杭州市の中心部、西湖の畔に位置し、学校の中やその周辺に美術館や博物館が多く、学ぶ環境が非常に整っています。このような環境下で学ぶことができていることに感謝し、残りの半年を悔いの無い充実した日々にしていきたいです。

 

 

・大学について
中国美術学院は、南山・象山・张江・良渚の4つの校舎があります。私のクラスは南山で、寮は象山にあります。クラスは、主に書道の技術を学ぶクラスと教育系の2クラスに分かれており、私は技術を学ぶクラスに所属しています。人数は1学年40人程度で、私のクラスは22人です。
普段の食事は朝、昼はいつも学食を利用しており、夜は寮の中の学食か、友達と外食をすることが多いです。大学の学食は、1食約23元前後で日本と比べたら安いが、中国の他の大学と比べたら高い方です。また杭州は、物価が高いので最近は、節約する為に自炊をしています。

 

 

・授業について
授業は、週5回で朝の8時半から授業が始まります。私は、交換留学生ということで、午後の文化と理論の授業を受けなくても良いと先生に言われたので、午前11時半に授業が終了します。午前の書道の授業では、楷書・行書・草書・隷書・篆書・篆刻だけでなく理論の勉強も行い、2~3週間ごとに単元が変わります。例えば、楷書の週は毎日ひたすら楷書の臨書や創作を行います。このように集中的に学ぶことによって書がかなり上達します。私は、授業が午前に終わるので、午後は近くの博物館や美術館に行き作品を鑑賞したり、宿題を書いています。

 

 

・寮について
授業は南山校区なのですが、寮は象山山北生活区の中の留学生寮に住んでいます。部屋は1人部屋で、部屋にはクローゼット、机、ベッド、トイレ、洗面台があり、バスルームは各階にある共同のものを使っています。寮費は1ヶ月700元で日本と比べたらかなり安いです。私は普段宿題を書く時に、寮の1階にある共同スペースを利用しており、そこで各国々の友達ができました。今まで、その国の言語がわからないと交流が困難だと思っていたが、第2言語を使い、国や言語の壁が無く交流することができ、他国の文化に触れ、新たな発見をすることができて、毎日が楽しいです。

 

・その他
今年は、杭州でアジアオリンピックが開催されるということもあり、夏休みが7月から9月後半までの3か月ありました。その為、今年の夏休みは、留学生の友人達とマレーシア、タイ、シンガポールの3カ国に旅行に行きました。留学を通して世界各国の友達ができ、行く国々で現地の友人が観光スポットを案内してくれました。留学は、自分の好きな分野を詳しく学ぶだけでなく、幅広い交流ができ、自分の世界が広がった。
また先日、アジアオリンピックに向けて西冷印社で行われたCCTVの撮影に国際学生と参加しました。私は、中国画の生徒と共に国画と書道の合作を完成させました。緊張したが、とても良い経験ができ勉強になりました。