International

レポート中国語圏

【中国】北京外国語大学

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

大家好!私は、外国語学部中国語学科4年のKです。現在、ダブルディグリー制度を利用して北京外国語大学(通称:北外)に留学させていただいています。本来なら、2年次の2月に渡航予定でしたが、新型コロナウィルスの影響により1年の延期を経て、4年次に2年間という異例な留学になりますが、ようやく北京の地へ降り立つことができました。まだ北京に来て半年しか経っていませんが、ここから北京外国語大学の魅力を少しお話ししたいと思います。
まず、『北外』は外国語に特化した大学だけあって、留学生の数は多く、国籍も様々です。中国文化だけでなく他国の文化や言語にも触れ合えるため、中国人以外の学生と友達になれる機会が多々あります。
幼い頃、日本で育ってきた私にとって中国といえば、「反日思想」といった怖いイメージがありました。しかし、この北外にいる先生、特に私が所属している中国语言文学学院は、日本語に関心を持っている先生が多く、そういった負の印象は感じられませんでした。中国語初心者の私にも親切で、担任をはじめとする教科担当の先生方は、言語の壁に突き当たっていた私を気にかけ、粘り強く根気強く教えてくださいました。本科生としての授業はとても高度で、授業についていくのはおろか、内容を聞き取ることさえも大変で毎日必死でした。しかしながら、中国語を習ってからの人生で、この半年間が最も成長していると実感しています。
それから嬉しいご報告が一点。大東文化大学の会話の授業でお世話になった陳先生と再会し、一緒に大東文化から派遣された学生と共に、学校近くの新疆料理をご馳走していただきました。先生の相変わらずのご活躍に感心するとともに、かねてから目標としていた北外への留学が叶ったことをご報告できて、とても有意義な時間を過ごせました。
陳先生のみならず、優しく、ユーモア溢れる先生方がいてくださったおかげで、私はこの半年間諦めずに勉学に励み続けられました。ひとえに「周りの環境に救われた」に付きますが、そこに至るまで努力し続けたこと、留年という足枷をはめながらも挑戦をするという選択をした自分を誇りに思います。今後とも自分にも周囲にも恥じぬよう研鑽し続けていきたいです。