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レポート中国語圏

【台湾】国立中山大学

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中国語学科4年の木村です。今回のレポートでは、前回予告した通り、私の留学先である国立中山大学について紹介してきます。

 

 

1:中山大学
国立中山大学は台湾第二の都市と謳われる高雄市に位置し、台湾八景である西子灣に面した、海と山に囲まれた自然豊かな大学です。台湾中南部2位の難関大学として知られ、台湾総合ランキングでは常にトップ7にランクイン。海沿いの立地を生かした海洋研究や産業の分野が強みとなっています。

 

 

2:中山大学の猿問題
山の中に校舎を持つ為、校内を歩いていると、犬やリス、鳥、猿等といった様々な野生動物が見受けられます。その中でも特に有名なのが、中山大学の猿です。

中山大学の猿はとても凶暴で、食べ物を持っていると襲ってきます。なので猿が多く見られる大学の奥地(主に学生寮付近)では、特に気をつけなければいけません。また猿達はビニール袋を認知しているため、例え中に食べ物が入れられていなくても襲ってくることが多いです。私の場合ビニール袋にボールを入れて移動していたら見事に襲われかけました。そして驚くことに猿達はスターバックスの紙袋まで認知しているそうです。なのでビニール袋とスターバックスの紙袋を持ち歩くのは避けたほうがいいでしょう。

 

 

3:授業について
私は交換留学生ではないので、大学附属の言語学校の中国語の授業しか受けることが出来ませんでした。言語学校の授業は1日3時間ほどあり、初心者クラスは朝の9:10から12:00、上級者クラスは午後の14:10から17:00に行われます。土日祝日は基本的に休みとなっています。(私費留学は語学センター所属となります。)

基本的に大学の授業を受けることが出来ないと先ほど述べましたが、聴講制度がある為、気になる講義がある場合には自分から直接教授に聴講の許可を取りに行くといいでしょう。
私は台湾人の友人に誘われてヨガの授業を聴講生として受講しました。

大学の授業を受講できないなら、私費留学より交換留学生として留学した方がいいのでは、と思う人もいると思います。私の考えとしては、中国語に自信がなく中国語を更に磨きたい人は言語学校留学、既に中級以上(1番上のクラスで且つ帰国子女にあたるレベル)の中国語力がある人は交換留学をお勧めます。
理由としては、私のルームメイトが交換留学生なのですが、大学から中国語を学び初め3年経つものの中国語で行われる授業は何を言っているか全く聞き取れないと言っていました。そういった問題が多くあり、殆どの交換留学生は英語で行われる授業を選択するそうです。私自身中国語はできる方だったので交換留学生を羨ましく思うことが多かったのですが(高校でも専攻していた為)、ルームメイトの交換留学生達はもっと言語学校の授業を受けたい言っています。(中山大学の場合、交換留学生の中国語の授業は週2の2コマのみ)。

 

 

4:最後に
本気で中国語を伸ばしたいのであれば、同じ国の人同士でかたまらない、積極的に中国人に話しける、この2点を徹底する必要があると思います。受け身では何も得ることは出来ません。積極的に取り組む姿勢が大切です。自身の中国語力に自信がなく、留学を躊躇っているのであれば躊躇う必要はありません。先程述べたように積極的な姿勢が何よりも大切です。思いがあるなら行動しましょう。なんとかなるものです。