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レポート中国語圏

【台湾】輔仁大学

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皆さんこんにちは。国際関係学部国際関係学科4年の藤原みのりです。2023年2月から約1年間にわたる台湾留学生活を終え、先月日本に帰国しました。
帰国してからもふと台湾での生活を思い出し、1か月しか経っていないのに何だかとても懐かしい気持ちになります。
今回のレポートでは、そんな留学生活についての振り返りをしていこうと思います。

 

 

・中国語学習
大学1年生から授業で中国語を勉強していたものの出来るのは簡単な会話と読み書きのみ、加えて繁体字(台湾で使用されている漢字)には初めて触れる、そんな状態から私の留学生活が始まりました。当初は字も読めず店員さんの言っていることも分からず泣きそうになったことを覚えています。実際に少し泣きました(笑)。
そこから大学の授業や夏休みに通った語学学校、普段の友人との言語交換や自主学習を通じて、読む・書く・聞く・話す力をバランスよく伸ばそうと、その都度考えながら行動していきました。これらのことを続けていくと、中国語が段々「未知で怖いもの」から「知れば知るほど面白く楽しいもの」に変わっていきました。「中国語が上手だね」「上達したね」という台湾の友人たちの言葉も、中国語学習のモチベーションになっていました。
実際に中国語を使う環境に身を置いて生活したことが、自身の中国語の力を大きく伸ばすことが出来たきっかけになりました。
とはいえ、私の中国語レベルは「楽しい」の入り口に立っている程度で、完璧にはまだまだほど遠いです。今後も学習を続けていき、友人と再会した際は更に上達した姿を見せたいです。そして、いつか中国語が自分の武器と呼べるものになっていたらいいなと思います。

 

 

・人との出会い
私が留学してよかったと思えたのは人と出会えたことが大きいです。日本での3年間の大学生活で知り合った人数を超えるのではないかというくらい、この1年間で沢山の人達と出会いました。私は日本語学部に交換生として在籍しており、そこで出会った友人は皆、日本や日本語のことが好きな人たちばかりでした。そんな友人たちと日本や台湾のことを沢山話して、仲を深めていきました。一緒に台湾の観光地に遊びに行ったこともいい思い出です。
語学学校や中国語の授業では、色んな国から来た人たちと共に勉強しました。お互い母国語ではない中でのコミュニケーションは難しかったですが、それでも意思疎通出来た時の喜びは大きく、授業中や休憩時間に中国語でお互いの国について紹介し合った時間はとても楽しくいい時間でした。
また、外部の日台交流会にも参加をしてみました。そこでは私よりも年齢が上の方々と知り合いました。自身の経験してきたことを話して下さり、これから社会人になる自分にとって勉強になる話が多く、「こんな道もあるんだ」と思わせてくれました。
ここで出来た縁を大切に、いつかまた台湾や日本で再会したいです。

 

 

・就職活動と卒業論文
私は大学4年生で留学をしそのまま卒業するので、留学中に就職活動と卒業論文を終わらせる必要がありました。自分が決めたことではあるものの、留学前は不安がとても大きかったです。台湾での留学生活の傍ら前期は就職活動を、後期は卒業論文を並行して行いました。
就職活動はその当時ほとんどがオンライン面接だったので、その点はとてもありがたかったです。ですが、就職活動の場所と時間を見つけることが困難でした。台湾では大学卒業後に職を探すため大学内に就職活動用の場所が無く、自分で場所を調べ毎度そこに赴いていました。
また、授業中にも就職活動のことを考えてしまい、中々切り替えが出来ない時もありました。
ですが、何とか前期終了時までには就職活動を終わらせることが出来ました。
 卒業論文は台湾に関する論文を執筆しました。日本語の本が中々入手出来なかったので、論文や記事を多く活用して執筆しました。そして、台湾の友人にアンケートを取ったり、台湾で働く日本人の方に話をお聞きすることで、現地にいる自分だからこそ書ける論文になったのではないかと思っています。
この2つを終えた今、少し後悔することもありましたがそれでも無事終わらせることが出来てほっとしています。

 

 

ここまで書きたいことを書いていたらかなり長くなってしまいました。
留学生活には長く感じた時期もあれば、あっという間に過ぎてしまった瞬間もありました。ですがこの1年間は今までの人生の中で最も濃く、自身にとって必要な1年間でした。
自分で決めて行動を起こすことで新しい世界が開けることを身を持って実感することが出来ました。
最後に、留学を決めてから終えるまで、関わってくれた全ての方に心から感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。
謝謝大家,再見!!