皆さんこんにちは。外国語学部中国語学科3年の猪股栞凪です。私は昨年2月から上海師範大学に協定校留学をし、先日帰国しました。今回のレポートでは私の留学生活を振り返ってみようと思います。
学習面
留学生活が始まって最初の数か月は、知っているはずの単語すら聞き取ることができず会話が成り立たない状態で、かなり苦労した記憶があります。それぞれの地域、国のアクセントもあり、リスニングCD以外の中国語に聞きなじみがなかったため、慣れるまで時間がかかりました。前期は自身の成長を感じるよりも出来ないことのほうが目につき焦りが大きく、毎日教科書の単語や表現以外にも、友人が会話やChatで使った表現をメモして覚えることを繰り返していました。自身の成長をはっきりと感じられたのは、長期休暇に入り、旅行に出かけた時です。上海に留学していた為、北京等の北方に旅行に行くと発音に聞きなじみがないこともありましたが、会話が成り立つくらいには聞き取りや話すことが出来ていました。その経験を経て、後期はよりクラスメイトや先生とのコミュニケーションに積極的になることができ、その頃から自身の言葉選びにも気を配れるようになっていきました。週に一回クラスメイト、先生とバドミントンをしたり食事に行ったりするようになり、中国語を学ぶことが目的だった交流も、次第に中国語を手段とし、交流することが目的になっていき、かけがえのない友人も出来ました。自身で行動を起こすことができるようになったことで、中国語の「知っていてかつ自分でも使える単語」が増えていったように感じています。
生活面
前述したとおり、クラスメイトと放課後や休日にご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりと楽しい時間を過ごすことができました。2人部屋で共に生活したルームメイトとも関係は良好で長期休暇には旅行に出掛けました。留学生活が始まった当初は生活環境、食事、気候、語学等慣れないこともありましたが、周りに同じ気持ちを共有でき、励まし合える仲間のいる寮の環境は私の上海生活を支えてくれた場所だと感じています。
終わりに
外国語に触れアウトプットしやすい環境で生活できたこと、自身の考え方や価値観を広げ、刺激をもらえる仲間と出会えたことは、私の大きな財産となりました。留学に行くまでにサポートしてくださったすべての皆さまと留学生活で出会ったかけがえのない友人たちに感謝しています。そして、これから留学に挑戦する皆さんを応援しています。