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レポート中国語圏

【台湾】輔仁大学

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大東文化経済学部社会経済学科4年のAです。現在、新北市にある輔仁大学の語学センターに経済学部の奨学金留学制度を利用して留学しています。3月上旬に台湾に来てようやく半年が経ったところです。前回のレポートでは留学するまでの過ごし方について書き、台湾生活について詳しいことは触れることができませんでした。今回、2回目のレポートでは台湾で過ごす中で面白いと思った文化、日本と違うなと思ったことについてレポートを書こうと思います。

 


一つ目は「停班停課」です。簡単に言えば台風休みのことです。日本では台風休みは台風警報が出た後に各企業、各学校で判断をしますが、台湾では各市政府が決定します。そして台風が来る前日午後10時までにこれを発表します。「停班停課」の班とは仕事のことで、課とは授業のことです。つまり出勤停止、授業停止、という意味になります。日本では当日の朝判断なことが多いですが、台湾では前日の10時までに発表されるので急に予定が変わることも少なく安全に当日を過ごすことができます。そして発布された日は出勤をしなくてよくなります。そしてほとんどの企業は出勤を停止しても給料を出しています。日本も台湾と同じくらい台風が多いですが、台湾ではこのような当日の混乱が少ないシステムがあることに感動しました。

 

 

二つ目は台湾の病院についてです。病院に関する単語で「掛號」という言葉があります。受付をするという意味なのですが、多くは病院で使われます。つまり診察のための受診手続きの単語です。そして日本では診察後に診察費を支払い、薬を受け取るときに薬代を支払うのが一般的だとおもいます。台湾(特に大きな病院)では診察後に掛號費を払うのですがその際薬代も含まれるので、薬を受け取るのがとてもスムーズに感じました。私はすでに受診を二度経験しているのですが、先に加入している保険会社に連絡するのをお勧めします。連絡すると、予約などを代わりにしてもらえたり、提携している病院を紹介してもらえたりします。提携している病院以外だと先に自分でお金を払って領収書やら診断書やらを保険会社に送る必要があるのですが、提携している病院ではお金を払う必要も特にないのでとても楽です。ぜひおすすめです。
もう一つ台湾の病院で面白い文化を見つけました。それは注射室です。日本では注射を打つときに診療室などで看護師の方が注射を持ってくるのを待って打ってもらうと思います。しかし台湾では他の薬と同じように薬カウンターで注射に入れる中身を受け取ります。(写真貼付)そしてその後看護師の方が待機している注射室に行き中身を渡して注射を打ってもらいます。私は健康診断の時に麻疹の抗体がなかったようでワクチンを打つ必要がありましたが、受診中に先生がいつ注射を持ってくるかハラハラして待っていたのに何もなく診察室から出るように言われました。私は注射は打たなくていいのか先生に聞くと、注射室に行けと言われて驚きました。

 

 

最後は、原付やバイクについてです。台湾ではとてもたくさんの原付やバイクが走っています。広めの歩道だとそのまま乗り上げて走っているバイクもいるので気をつけないといけません。また、台湾は右側通行なので原付などバイクは二段階左折をしないといけないのですが、日本よりバイクの交通量が多いのにきちんと守っている人が多い印象です。(写真添付)
ということで今回は半年過ごしていて気づいた台湾の面白いところについて書いてみました。特に台湾に来る前には知らなかったことに限定しましたが、どうでしたでしょうか。