こんにちは。外国語学部中国語学科のNです。
私は現在、上海の復旦大学言語学院で中国語を学んでいます。2月に始まった留学生活も6か月が経ち、学業面・生活面の両方で多くの経験を積むことができました。
〈学業面〉
授業は「精読」「スピーキング」「新聞リスニング」「新聞読解」の4種類です。
精読の授業では、毎週一回単語テストがあります。テストは紙に書くのではなく、何人かが黒板の前に出て、先生が読み上げた漢字を書きます。そして、他の学生が正誤をチェックします。別の方法としては、グループで単語の意味や関連語を使って説明し合い、1人ずつ前に出て先生が出題した漢字を当てる練習も行います。こうした授業方法のおかげで、多くの単語を効果的に覚えることができました。
〈生活面〉
学校の食堂には豊富なメニューがあり、毎日「今日は何を食べようか」と楽しみにしていました。クラスメイトと一緒に昼食や夕食をとることが多く、食堂にはタピオカやパン、ケーキ、クッキー、フルーツなども販売されており、食事に困ることはありませんでした。また、キャンパス内にはシェアサイクルがたくさんあり、移動がとても便利です。
〈旅行・休日〉
休日には、クラスメイトとピクニックをしたり、友人と食事やショッピング、シティーウォークを楽しみました。上海市内だけでなく、中国各地にも足を運び、雲南、福建省、南京、湖州、常州などを訪れました。
特に雲南旅行では、ツアー旅行を申し込みました。ガイドの対応に不満が残る場面もありましたが、各地の文化や風土をしっかり楽しむことができました。そして何より、友人たちと数え切れないほどの思い出を作ることができ、非常に充実した時間でした。
〈終わりに〉
この6か月で最も印象的だったのは、友人との旅行や、クラス全員でのピクニックです。授業でのグループディスカッションや、食堂での食事、先生方との会話など、何気ない日常が全て大切な思い出になりました。復旦大学の先生方はとてもフレンドリーで、授業以外の話題でも気軽に会話ができました。期末テスト前には、先生が全クラスの学生にドリンクを奢ってくださるなど、本当に家族や友人のような距離感で接してくださいました。
留学を通じて、多くの人と出会い、多様な経験をし、旅行先では現地の文化・歴史・方言を学びました。また、授業を通して中国ドラマや古代劇に出てくる四字熟語や成語の理解も深まりました。
〈今後の目標〉
残りの留学期間では、中国語の語彙力と表現力をさらに高め、日常会話だけでなく専門的な内容も自信を持って話せるレベルを目指します。また、現地での交流をさらに広げ、言語だけでなく中国の社会や価値観を肌で理解できるよう努めます。