はじめまして外国語学部英語学科3年のHayatoです。
このレポートを読んでくださってありがとうございます。
もしこれから留学先を決めようとしている人がいたら、あなたはラッキーです。
なぜなら、私は「下調べをせずに留学先を決めるとどうなるか」を、身をもって体験したからです。少し長いですがぜひ最後まで読んでみてください。
私は今、サンフランシスコ州立大学に留学していますが、ここに来るまでに本当にいろんなことがありました。
もともとはシアトルの大学に行く予定で準備をしていたのですが、去年の12月、ハワイ旅行中に突然「現地プログラムが中止になったので別の留学先に変更してください」と大学から連絡がありました。すぐ決断してくれと無茶な連絡がきて旅行中で資料も見られず、調べる時間もなく、焦って「授業料が一番安いから」という理由だけでミネソタ州の大学に変更することにしました。
そして5月、ついにミネソタへ留学に行きました。
行く前は他の人のレポートを読んで「寒い」ってことくらいしか書かれていなかったので、田舎であることは理解しており「静かで勉強に集中できそう」と思っていましたが、実際に行ってみてびっくり。想像以上に“静かすぎた”んです。
夏休み期間だったこともあって、キャンパスにはほとんど誰もいない。
本当に人影がなく、寮の廊下を歩いてもシーンとしていて、「自分しかいないのかな?」と思うくらいでした。さらに大変だったのが生活面です。
5月から8月後半まで食堂が閉まっているなんて、どこにも書いてありませんでした。
仕方なく自炊しようと思っても、寮の共有キッチンは壊れていて使えたのは水道だけ。冷蔵庫もないし、電気コンロも壊れていて、何も作れない。
近くのスーパーまでは徒歩で片道40分。バスも少なくて、買い物に行くだけで一苦労。
そんな中、到着初日から高熱(40℃)が出て、喉も痛くて何も食べられない状態が1週間ほど続きました。
日本から持ってきた薬を飲んでも治らず、保険会社に病院を紹介してもらおうとしたら「近くに提携している病院がない」と言われ、結局電話して2日後にようやく病院へ。
検査をしてもらっても、もらえたのは薬だけでした。
体調も悪く、キッチンも使えないので、毎日Uber Eatsで食事を頼む日々が続きました。
そんな環境での生活は正直かなりきつく、このままでは勉強どころか生活も難しいと感じ、最終的に日本へ帰国することを決めました。
そして、8月から今のサンフランシスコ州立大学で新しい留学生活をスタート。
ここは街もにぎやかで、人も多く、交通も便利。食事も困らず、ようやく「留学してる!」って実感が持てるようになりました。
今回の経験を通して、留学先を選ぶときは本当にしっかり調べることが大事だと強く感じました。多くの留学レポートには、「寒い」「田舎」「自然」といった表面的なことしか書かれていませんが、実際に生活するうえで重要なのは、食事や交通、サポート体制、周辺環境などのリアルな情報だと思います。 “
この体験を共有することで、これから留学する人たちが少しでも正確な情報を得て、より良い選択をするきっかけになればうれしいです。
---サンフランシスコでの生活---
ここからは、現在のサンフランシスコでの生活について紹介したいと思います。
ミネソタでの経験があったからこそ、いまの生活がより楽しく感じます。
サンフランシスコの気候はとても過ごしやすく、日本に比べて涼しい日が多いです。
「めっちゃ暑い!」とか「めっちゃ寒い!」みたいな日はほとんどなく、1年中すごく快適に感じます。私の大学の寮からは、メトロで約40分ほどでダウンタウンに行くことができます。週末はよく留学生の友達と遊びに行きますが、昼間でもドラッグ中毒者やホームレスの方が多いので、1人で行くのはあまりおすすめできません。夜は特に危ないので注意が必要です。
授業は月曜から木曜までで、たまに金曜日に課外活動のようなものがあります。
その日はサンフランシスコのいろんな場所に行って、街の文化や人々の生活を体験しています。
先生はとても生徒思いで、授業後に時間を作って勉強のアドバイスをしてくれたりと、本当に親切です。
私のクラスは他のクラスよりも活発で、みんな積極的に発言したり、よく笑いが起こる明るい雰囲気です。ランチタイムもそのクラスメイトと一緒に食べることが多いです。特に韓国人の学生が多く、自然と韓国語を学ぶ機会も増えました。
正直、最近は英語より韓国語のほうが上達してるかもしれません(笑)。
寮は4人で1つの大きな部屋を共有していて、キッチンやリビング、トイレ、シャワーも共用です。それぞれ2人ずつ同じ部屋に住んでいて、トイレとシャワーは2つあります。
私のルームメイトは現地のアメリカ人で、会話の中でスラングをよく使うので、最初は全く理解できませんでした。
でもなんとかやっていけてます(笑)。
最近は11月末のボスキャリに向けて就活も始まり、授業との両立でかなり忙しい毎日です。
それでも、サンフランシスコは本当に素敵な場所だと思います。自然も街も両方楽しめて、毎日が新しい発見の連続です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。これを読んで、これから留学を考えている人が「下調べの大切さ」や「実際の現地生活のリアルさ」を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
留学は決して楽しいことばかりではありませんが、そこで得られる経験は本当にかけがえのないものだと思います。あなたの留学が素敵なものになりますように。