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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ドイツ】トリアー大学

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 こんにちは。今年の3月からドイツのトリーア大学に留学している外国語学部英語学科3年の木村舜です。今回は私の冬学期に受講している授業について書いていきます。

 

 

 <<ドイツ語>>

 まず、Trier大学にはDafという留学生のためのドイツ語の授業があります。この授業は学期開始直前に行われるテストによって、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に則りA1からB2.2まで計6個のクラスに振り分けられます。私は前学期にA2のクラスにいたので、今期からは自動的にB1のクラスに上がりました。Dafのクラスではドイツ語の読み、書き、聞き取り、会話の練習がまんべんなく行われますが、受講者はヨーロッパ、アジアの様々な国から来ている留学生しかいないので、要所で必然的に英語を話す必要があります。それゆえ、単純にドイツ語を学ぶだけでなくたくさんの異文化に触れることもできるので、とても興味深いです。

 

 

<<英語>>

 次に、私はトリーア大学のAnglistik(英語学科)が開講している講義の授業を3つ、会話の演習の授業を2つ取っています。そのなかで講義の授業はそれぞれ、カナダ文学、英語教育学、法律学と違う分野に分けられます。驚いたことに、たとえ講義の授業であっても隣に座っている人と議論をする時間が設けられているので、ドイツ人の議論好きを改めて実感しました。会話の演習の授業はDafと同じく、学期開始前にテストを受ける必要があります。これはDafとは違い、B2から上の授業しかないので必然的にB2以上の英語の能力が求められます。その授業では毎回違うテーマが決められ、それについて議論をするのですが自分以外の受講者はドイツ人ばかりで、普段から英語を話すことに慣れているので会話の速度も早く、正直私はついていくので精一杯です。しかし、英語を使うことが英語学科の本分なので、むしろこのくらいの難易度が十分なのではという気もします。Anglistikの授業は基本的にドイツ語を使うことは禁止されているので、すべて英語で行われます。それゆえ、講師によってはアメリカ英語やイギリス英語、オーストラリア英語を話す人がいるので、その違いを聞き比べることもまた楽しいです。

 

 基本的に英語の授業はどれも午前中に開講され、Dafの授業は夕方に開講されます。夏休みの間は起床時間がバラバラになりがちでしたが、授業のおかげで早起きすることが習慣となりとても健康的な生活を送ることができています。

 

 

<<最後に>>

 9月の終わりごろからドイツも急に冷え込んできて、11月2週目の時点で最高気温が10度、最低気温が2度を記録する日々が続くようになりました。私はもう十分寒いと感じているのですが、大学ではまだコートを着ていない人も見るのでとても驚いています。これまでドイツでは様々な行事を体験してきましたが、残された大きな行事はクリスマスマーケットくらいなので、それを楽しみにしています。