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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ベトナム】ベトナム国家大学ハノイ

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みなさんこんにちは。国際関係学部国際関係学科2年の小倉怜那です。
2018年8月下旬に渡越し、10月からベトナム国家大学ハノイ校人文社会科学大学ベトナム語学部にて勉強しています。現在2月のベトナムは旧正月の時期を迎え、故郷で家族と共に新年を迎える準備をする光景があちこちで見られます。大学でも、前期の授業とテストが終わりました。ここで、残り半分に差し掛かった私の留学生活を簡単に紹介したいと思います。 
⚫大学、授業について
 大東文化大学からベトナム国家大学ハノイ校へ協定校留学をする場合、人文社会科学大学ベトナム語学科で約10カ月間勉強をすることになります。
ベトナムへの協定校留学はハノイかホーチミンの2校があり、北部のハノイと南部のホーチミンでは同じベトナム語でも方言があり、かなり異なっています。私は語学をメインで学びたかったため、標準語とされているハノイに決めました。形式上では、人文社会科学大学への留学ですが、実際は他の学部とはキャンパスが離れた、留学生しかいないベトナム語学科のみの小さなキャンパスに通っています。人文社会科学大学で行われている授業も一部履修可能ですが、通学距離が遠いのとベトナム語の学習に集中したいと考え、ベトナム語の授業のみ受けています。
 ベトナム語学科の授業は平日午前のみ、8時~11時半まで行われています。月・水はライティングとリーディング、火・木・金はリスニングとスピーキングの授業です。クラスはオリエンテーションで行われたテストによって、レベルごとに1クラス7人程度に分けられています。2期制で、各期ごとに4技能の中間と期末テストがあります。このテストの成績によるクラス変動はありません。
⚫生活について
 同じ学科のほとんどの留学生は大学が準備した寮やホームステイなどで住んでいますが、私は現地の不動産会社からワンルームのアパートを借りて住んでいます。大学までは徒歩15分ほどです。スーパーマーケットやカフェなど日常的に使うお店が近隣にあるので、生活面で困ることはありません。近隣に日系のスーパーマーケットもあり、食事はほとんど自炊をしています。休日、毎週日曜はハノイ弓道クラブにてベトナム人達と弓道の稽古を行っています。
⚫留学全般について
 今回の渡越が私にとって初めての海外であり、全てが新しいことで毎日慌ただしく過ぎています。ハノイで半年暮らしてみて、自分が『外国人』や『留学生』といった、マイノリティーの立場に立ってみなければ分からなかったであろうこともたくさんあります。もちろん留学は楽しいことだけではなく、辛く孤独で不安な瞬間も多くあります。それでも、留学には来る意味があると思います。留学については様々な意見がありますが、私は、この経験は確実に自分の糧となっていくと信じています。
 
 今回の私のレポートを通して、ベトナム、ハノイに興味を持つ学生が少しでも増えれば嬉しく思います。