International

レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ドイツ】ライプツィヒ大学

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

こんにちは。3月からドイツのライプツィヒ大学に留学している、外国語学部英語学科3年の江口柚斗です。ドイツに来てから10か月が経過し、今回は最後のレポートになります。留学生活は残すところ約2か月になり、これまで非常に濃い時間を過ごしてきました。本レポートでは、授業、休日の過ごし方、前回のレポートから自分がどう変化したかについて紹介します。

 

 

【授業】
後期の授業は10月から開始しました。私は英語の経済の授業と、ドイツ語のB2レベルの授業を取っています。前学期はB1の授業を取り、今の授業では、より高度な内容を取り扱っています。
ドイツ語の授業には、スピーキングのクラスとライティングのクラスがあります。スピーキングの授業では、社会的なテーマをもとにした議論、プレゼンテーション、発音について学びます。ライティングの授業では、文章の要約や引用、適切な文法について学びます。B1の授業と異なり、基本的なドイツ語は知っている前提で進められるので、授業のテンポは速いです。しかし、授業資料や先生の説明は充実しているので、復習がしやすいです。
スピーキングの授業のテストは専門分野のプレゼンテーションとポッドキャスト(ラジオ)を作成します。そのために、事前に良いプレゼンテーションやポッドキャストを作るヒントについても議論します。ライティングのテストは、文法のテストと、文章要約のテストがあります。要約のテストは少し内容が難しいですが、事前に対策をしっかり行うので、万全の状態で臨むことができます。

 

 

【休日の過ごし方】
前回のレポートにも記載したように、ライプツィヒ大学の日本語学科の学生により、2週間に1度、カフェでタンデムが開催されています。9月から日本語学科に新しく学生がたくさん入学してくるので、よりドイツ語を話す機会が増えました。そこでできた友達とよく食事をしたり、図書館で一緒に勉強したりしています。お互い教えながら学習できるので、とても捗るうえに、モチベーションも向上します。
音楽文化が盛んなライプツィヒでは、教会やゲヴァントハウスオーケストラなどのコンサートが頻繁に開催されています。中でも、ライプツィヒの音大では、プロを目指す学生による演奏を無料で聞くことができます。
11月後半からは、ドイツの醍醐味であるクリスマスマーケットが始まります。ドイツの友達は、休日に実家に帰る人が多いので、彼らに会うと同時に、ライプツィヒだけでなく、ドレスデン、ハンブルク、ブレーメン、エアフルトなど、様々な街のクリスマスマーケットを訪れました。日本学科の学生による新入生歓迎パーティーとクリスマスパーティーも開催され、みんなでの食事、カラオケ、プレゼント交換などを行いました。年末はライプツィヒに残っていたドイツの友達と一緒に、日本の鍋やおでん、巻き寿司を作りました。
その他にも、スケート、移動式遊園地、そして週に2回、「日本の家」という名前のコミュニティーセンターで、日本に興味のあるドイツの人たちと談笑したり、一緒に料理をしたりしています。

 

 

【自分の変化】
前回レポートは8月までの出来事についてでしたが、思い返してみれば、そのころはまだある程度日本語ができるドイツの友達と話すときや、わからないことがあったときに、日本語や英語を使って甘えてしまっていました。しかし今では、今回のレポートで記載した出来事の際、すべてドイツ語で過ごしました。そしてドイツ語が成長していくと、この4か月の間に、将来に関して以前とは全く別の新しい考えができました。

 

 

【おわりに】
ドイツの冬は、イベントや新しい人との出会いがものすごく多くとても充実した生活を送ることができました。自分の留学中に成し遂げたいことリストを徐々に消化しつつ、この10か月間での様々な変化を経て、学習レベルやもっといろんなことに挑戦したいという気持ちがより高まりました。しかし、その反面、ハードな生活になったときに健康に害を及ぼすことがありました。残りの約2か月間は、健康に気を付けながら、今の気持ちを大事にして過ごします。また、私の書いたレポートが、今後留学をお考えのみなさまのお役に少しでも立つことができれば幸いです。